「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか?」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。
そこで、空き家をリノベしようか?と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。
前回の記事
第9回 DIYで新居を充実させる
古い空き家でも住宅ローン控除を受けられる
住宅ローン控除は、無理のない負担で住宅を確保することを促進するため、住宅ローンを借り入れて住宅の新築・取得又は増改築等をした場合、所得税から最大13年間控除する制度です。
空家を買ってリノベした場合でも、要件を満たせば住宅ローン控除が受けられます。
リノベをした場合、住宅ローン借入額のうちリノベ工事費に相当する分の年末時点での残高の0.7%が所得税から10年間差し引かれます。
参考:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1211-4.htm
住宅ローン控除を受けるには確定申告が必要
住宅ローン控除を受ける場合には、初年度は確定申告が必要になります。2年目以降は会社で行う年末調整にて手続きすることが可能です。
確定申告書の作成は国税庁のホームページで行うことができます。
その際、年末残高等証明書と増改築等工事証明書という書類が必要になります。
年末残高証明書は住宅ローンを借り入れた金融機関から、
増改築等工事証明書はリノベ工事を依頼した工務店もしくは不動産会社から入手します。
また、添付資料で家屋の登記事項証明書、リノベ工事の工事請負契約書が必要になります。
確定申告書の提出は、e-Taxでオンラインで行うか、管轄の税務署へ出向くか郵送で提出します。税務署によっては、確定申告期間中に休日開庁日を設けたり、公共施設やショッピングセンターに申告会場を設けたりしています。申告書の作成で分からないことがあれば、申告会場で確認して申告するといいでしょう。
参考:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/nyujo.htm
確定申告には期間がある
確定申告をする場合、所得税の申告期間は2月16日~3月15日と定められています。ただし、住宅ローン控除のような還付申告は2月16日より前からでも申告することが出来ます。期限直前で慌てないために、なるべく早めに申告の準備に取り掛かりましょう。
私の場合、自宅が控除の対象になることが分かっておらず、工務店から増改築等工事証明書が送付されてきて、確定申告が必要なことに気が付きました。それから年末残高証明書を銀行から取り寄せて申告を行ったため、かなりバタバタしてしまいました。
次回リノベ物件に実際に住んでみた感想についてお話したいと思います。
過去の記事
第1回 空き家を買ってリノベしよう!と決心する
第2回 どんな家に住みたいか考える
第3回 予算はいくらか考える
第4回 リノベできそうな空き家を探す
第5回 リノベーションの詳しい打ち合わせをする
第6回 住宅ローンを申し込む
第7回 工事の現場を見に行く
第8回 リノベ物件のイメージに合うインテリアを買う
第9回 DIYで新居を充実させる
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この記事を書いた人
よくばり売却 豊中北店 きどころ
もともとは、普通のサラリーマン。
空き家問題に興味を持ち、空き家をリノベして居住中。
現在は空き家問題解決の一助になれればと、
「よくばり売却」にて空き家・築古住宅の売却のお手伝いをしています。