「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか?」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。
そこで、空き家をリノベしようか?と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。
前回の記事
第7回 工事の現場を見に行く
インテリアを買うのに計画が要る
リノベ工事に並行して、インテリアの準備をしていくことになるわけですが、
「新居だ!」ってテンション上げて、気に入った物を無計画に買っていくと、おそらく失敗します。どんな部屋にしたいか。そのためには何が必要か。配置はどうするか、そのためのスペースはあるか。そういった計画をきちんと立てて、買う物をリストアップしていく必要があります。
インテリアコーディネーターや家具店等、プロに相談するのも手だと思いますし、
インテリアのシミュレーションをするツールがインターネット上で公開されているため、そういった物を活用してもいいでしょう。
例:3D Simulator|国産家具メーカーのカリモク家具 karimoku
ただ、独身であれば、入居時からしっかりインテリアが揃っていないといけないわけでもありません。なので、先に購入しておくのは最低限これはという物だけに絞って残りは追々、という方法もあります。
入居時からどうしても必要な物
そんなわけで、私は事前にはあまりインテリアは買っておかなかったのですが、「照明器具」と「カーテン・ブラインド」だけは、入居した日の夜には必要なので、予め準備しておく必要があります。
「照明器具」や「カーテン・ブラインド」を選ぶにあたって、各部屋のテイストはどんな感じにしたいかを決めなければいけません。ある程度は設計段階で決まってると思いますが、やはり面積の大きいカーテンや、全体に影響のある照明は部屋のテイストへの寄与度が大きいからです。
逆に言うと、照明やカーテンを変えるだけでも、部屋のテイストを変えられるということでもあります。
また、各部屋の照明器具の数や位置、窓の数や大きさ、カーテンの長さをチェックしておくのを忘れないようにしましょう。せっかく買ったのにカーテンの長さが足りないんじゃ、間が抜けてますからね。
古家の雰囲気を活かす
私の場合、古家をリノベする際、痛みの少ない柱や竿縁天井を残したので、それを活かした和モダンなテイストを目指すことにしました。
何故かほとんどの窓にカーテンレールがついてなかったのですが、和モダンな雰囲気のために敢えてカーテンレールはつけず、麻のロールスクリーンにしました。
照明は、竿縁天井に合うモダンな物って何だろう?と悩んだ末、提灯のような和紙のシェードのペンダントライトをぶら下げることにしました。
入居してからダイニングテーブルを買う
事前に必要最低限しか買わなかったため、アパート住まいの時の家具は引っ越しで持ってきていたのでとりあえず生活は出来ますが、しばらくの間リビングスペースはがらんどうでした。
ある程度、荷物が片付いた段階で、部屋を採寸してダイニングテーブルと椅子を選びます。
リビングスペースにダイニングテーブル?と思われるかもしれませんが、この家の場合、人が集まってワイワイとボードゲームなどで遊ぶ「大人の遊び場」がテーマなので、敢えてソファセットではなくダイニングテーブルです。
ダイニングテーブルは何人で集まっても使いやすいように円卓にしました。椅子は片付け易さを優先してスタッキングチェアです。
これで、「普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベしてみた」の話はひと段落なのですが、住んでからの話がもう少し続きます。
次回「DIYで新居を充実させる」についてお話したいと思います。
過去の記事
第1回 空き家を買ってリノベしよう!と決心する
第2回 どんな家に住みたいか考える
第3回 予算はいくらか考える
第4回 リノベできそうな空き家を探す
第5回 リノベーションの詳しい打ち合わせをする
第6回 住宅ローンを申し込む
第7回 工事の現場を見に行く
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この記事を書いた人
よくばり売却 豊中北店 きどころ
もともとは、普通のサラリーマン。
空き家問題に興味を持ち、空き家をリノベして居住中。
現在は空き家問題解決の一助になれればと、
「よくばり売却」にて空き家・築古住宅の売却のお手伝いをしています。