「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか?」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。
そこで、空き家をリノベしようか?と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。
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第39回 1人暮らしに一軒家は広くない?
戸建てだと外の管理も
リノベする空き家を購入する際、選択肢で上がってくる物はほとんどが築古の一軒家かファミリータイプのマンションになります。そのため、一人暮らしで空き家をリノベすると、一人暮らし向けのワンルームのアパート・マンションと比べて、家がかなり広くなります。
中でも、一軒家を選択する場合、家の外側の庭等の管理も必要になります。マンション等の場合、家の外側に関しては共有部分になるため、管理は管理会社等が行ってくれますが、戸建ての場合はそういうわけにはいきません。
家の外側は、放っておいても色々と汚れることがあり、手入れをしないわけにはいきません。使っていなくても、風で砂埃や落ち葉舞い込みますし、庭があれば雑草も生えてきます。これらの手入れが非常に面倒です。
庭が無い家を選ぶのも手
街中でボウボウの草に覆われた、ボロボロの空き家を見たことがある方も多いと思います。ほぼ廃墟のような見た目から、もう何年も手入れがされていないような印象を受けると思いますが、建物はともかく、庭が草ボウボウになるのは一夏かかりません。梅雨前に草刈して、次にお盆休みに来たら、もう草ボウボウ、ということも珍しくありません。
私の実家では、高齢の両親だけで庭を管理していますが、草取りでかなり苦労しているそうです。
庭があると草取りの手間がありますので、庭の無い家を選ぶというのも手ではないでしょうか。庭が無い分だけ、敷地も狭いわけなので、その分、物件価格も安めになります。古い住宅地には、狭い敷地にギリギリの広さで建てている家も多いので、庭の無い空き家が売りに出てくるのも珍しくありません。
もちろん、外掃除が時間的にも労力的にも苦にならない方や、ガーデニングを楽しみたいというかたは、庭のある家を選んだ方がいいのですが、そうでなければ、個人的には庭が無い家の方がいいと思います。
それでも雑草は生える
ただし、庭が無くても、ちょっとした隙間に雑草は生えてきます。
外構の床面をタイル張りにしたりすると、外観はオシャレになりますが隙間が増えて雑草の対策に余計な手間がとられます。安っぽい感じになってしまいますが、全面コンクリートで固めてしまった方が、管理の手間は減ると思います。また、コンクリートの方が凹凸が少ないため、砂埃等の掃き掃除に関しても、手間が少なくなります。
古い家の場合、基礎にヒビが入っている場合もあります。そうしたヒビにも雑草が入り込むことは珍しくありません。リノベの際に、構造上補強が必要な個所には新しくコンクリートを打って、ヒビも隠れますが、そうでもないようなヒビ割れは、そのまま残っている場合もあります。そうしたヒビも1シーズン放っておくと、雑草が生えてきてしまい、虫がわく原因になったり、酷いとコンクリートに水が入って劣化を早める原因にもなります。ホームセンターでコンクリートのヒビ埋めのパテが売っているので、ヒビは見つけたら埋めておく方がいいです。雑草が生えなくなれば、結果的に放置するより手間は少なくなると思います。
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