「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか?」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。
そこで、空き家をリノベしようか?と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。
一軒家は余裕がある
リノベする空き家を購入する際、選択肢で上がってくる物はほとんどが築古の一軒家かファミリータイプのマンションになります。そのため、一人暮らしで空き家をリノベすると、一人暮らし向けのワンルームのアパート・マンションと比べて、家がかなり広くなります。住宅ローンの条件で、敷地面積や床面積に下限が設定されている金融機関が多いので、空き家を買うとなると、むしろ一人暮らし向けの狭い部屋は選択しづらくなります。
私の場合、建坪10坪程度の一軒家としては狭小住宅の範疇になりますが、2LDKで延床面積60㎡ほどあり、もともと住んでいたワンルームアパート25㎡と比べると、部屋数、面積ともにかなり広くなりました。
部屋数が増えると、寝室やリビングだけでなく、趣味の部屋や物置部屋等、自分の趣味や目的に合わせて別に部屋を使うことが出来ます。また、余った部屋があるなら、知り合いとルームシェア等を考えてもいいかもしれません。私の場合、1FがLDK兼趣味の部屋で、2Fが寝室と空き部屋になっています。ルームシェアも考えましたが、そういう友達もいないんで。
また、マンションではなく一軒家の場合、友人を呼んで遊ぶ際に騒音トラブルになり難いのもメリットです。最近のマンションであれば防音性能はかなり高くなっていますが、それでも壁1枚で隣室と繋がっている集合住宅よりも、一戸建ての方が隣家への騒音は伝わり難くなります。
私の場合、ボードゲーム等が趣味で、コロナも空けて休日に人が集まって遊ぶ機会が多いのですが、一軒家なら部屋も広く使えますし、騒音トラブルも心配なく楽しめています。
広い分だけメンテナンスの手間が増える
家が広くなることは、メリットばかりではありません。私が家を買う際に、特に気になったのは掃除の手間が増えることです。トイレ・風呂・キッチンといった水回りに関しては、ワンルームでも一軒家でも、それほど手間は変わりませんが、部屋数が増えた分だけ床掃除等の手間は増えてしまいます。また、2階建てでは階段の掃除も必要です。
床掃除といっても、普段の掃除は掃除機をかけるだけなのですが、家具やカーペットがあると掃除の手間が増えます。部屋が広いからと、やたらと物を増やさない方がいいかなと思います。また床に関しては、フローリングにカーペットを敷くよりも、畳敷きの和室の方が掃除の手間が減っていいと思います。
掃除の手間を間取りで減らそう
私の家は、休日に人が集まるリビングスペースを土間にしていますが、掃除の手間を考えると正解だったと思います。土間であれば、ある程度なら汚れても気にならず、普段の掃除も土間用ホウキで軽く掃き掃除するだけで済みます。
また、リノベの際に、設計士から天井を残すようにすすめられましたが、その理由の1つ天井が無いとホコリが増える、ということでした。天井を抜いた家に住んだことはないので、実際に効果があったかは判然としませんが、部屋のホコリが少なく、掃除の頻度はワンルームに住んでいた当時よりも減らしていますが、そこまで問題になっていません。
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