「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか?」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。
そこで、空き家をリノベしようか?と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。
前回の記事
第20回 古い家でも長く住める?
大雨が増えている
近年、大雨による災害が増えていると感じる方は多いのではないでしょうか?
気象庁によると1日の降水量が200mm以上となる日は、1901~1930の30年間と比較して1977~2006年の30年間で約1.4倍に増加しているそうです。
出展:気象庁│異常気象リスクマップ
住む場所を決めるにあたっても、大雨による洪水や土砂災害などを想定した立地選びが必須になっています。
ハザードマップを確認を
洪水や土砂災害のハザードマップが、各自治体で公開されています。どこでどれだけの規模の物が起こるか分からない地震等と異なり、洪水や土砂災害に関しては、かなり精度の良い予測が可能です。実際に、2018年の西日本豪雨や2019年の台風19号による洪水に関して、実際の浸水範囲は、ほぼハザードマップの予測通りだったそうです。
ハザードマップはハザードマップポータルサイトや各自治体のホームページなどで確認が可能です。
また、近年の災害の増加傾向を受けて、不動産取引の重要事項説明において、水害ハザードマップの説明が2020年から義務化されています。ただ、重要事項説明は購入契約時に受けるものなので、それより前、物件を選ぶ時点でハザードマップを確認するほうが良いと思います。
古い家の方が立地がいい?
私の実家のある市は人口が増加しており、宅地開発が盛んに行われています。帰省の度に、新しい宅地が出来ているのですが、中には地元の人間の感覚からしたら、「そこに住むの?」と首をかしげたくなるような、ヤバい立地の物も少なくありません。例えば、元は田んぼで、大雨の度に大きな水溜まりになっているような所です。おそらく、そういう本来は人が住まないことになっていた土地でないと、なかなかまとまった規模の空き地が見つからないのだと思います。
地域差はもちろんあるのですが、一般的には古くから人が住んでい土地ほど、洪水や土砂災害などの災害が少ないエリアにある傾向にあります。
そうした良い立地にある家を選べることも、古い家をリノベするメリットではないでしょうか。
過去の記事
第18回 住替えのことも考える
第19回 広いリビングでも耐震性を確保する
第20回 古い家でも長く住める?
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