【相続に関する不安ランキング】男女500人アンケート調査 #相続 #アンケート

  • 相続に関する相談は「弁護士にする」が1位

最後に、「相続の問題が生じた場合、誰に相談しますか」と聞いたところ、1位は「弁護士(45.0%)」で、半数近くを占めました。

2位「税理士(28.4%)」、3位「自治体(15.6%)」、4位「司法書士(8.2%)」と続きます。

全体的に、弁護士・税理士・司法書士など、専門家に相談したいという人が目立ちます。

また「農地のことならJAに相談するのがいいと聞いた」など、相続財産の種類に合わせて相談先を考えるという人もいました。

<1位 弁護士>
・専門的な知識を持っているから(28歳 女性)
・お金を払ってでもプロに依頼した方が確実だと思うから(32歳 女性)
・法律の専門家に頼んで、トラブルを回避したい(49歳 女性)

「専門家だから」「正確な対応ができ、トラブルを回避できそうだから」などの声が寄せられました。

弁護士は法律関連事務を制限なく取り扱え、相続人間のもめごとがあって裁判所での手続きが必要になったときも、正式な代理人になれます。

また相続放棄手続きの代理ができるのも、弁護士ならではといえます。

<2位 税理士>
・節税するにはどうしたらいいか、わかってないので(29歳 男性)
・実家が自営業で、普段から頼りにしている税理士の先生がいるから(48歳 女性)
・相続税の算出および納税手続きのため(57歳 男性)

相続税が心配な場合、相談先として税理士を思い浮かべる人が多いようです。

実際、相続税の申告は税理士しかできません。

税理士業務ができる弁護士はいますが、実務は税理士に任せることが多いようです。

また「知り合いに税理士がいる」「普段からお世話になっている税理士がいる」という人も目立ちました。

<3位 自治体>
・初期段階で税理士や弁護士に相談するのはハードルが高い。そのためまずは自治体に相談すると思います(30歳 女性)
・無料で大まかなことを教えてくれると思うので(42歳 女性)
・たくさんの相続はないと思うし、兄弟も二人だけなので、公的な機関でよいかと思う(54歳 女性)

「弁護士や税理士に相談するのはハードルが高い」「自治体への相談なら無料だから」という回答が目立ちました。

定期的、相続の無料相談会を開催している自治体もありますね。

「自治体に相談しても解決できそうになければ、専門家に相談してみる」とステップアップするのもよい方法でしょう。

<4位 司法書士>
・弁護士よりも敷居が低そう(39歳 女性)
・相続登記する必要もあるし、相続全般でお世話になれると思うから(46歳 男性)
・以前、土地の相続でお世話になったから(58歳 女性)

司法書士は不動産の名義変更(相続登記)を扱える専門家です。

そのため土地・家などを相続する場合には、司法書士も相談先の候補になるでしょう。

不動産の相続があり、「相続人間でのもめごとがない」「相続税の申告が発生しない」という場合には、司法書士だけで相続業務全般に対応できることも多いです。

相続業務全般を依頼したい場合には、相続登記以外もカバーできる司法書士を選びましょう。

<5位 家族・親族>
・外部の人を入れると時間がかかる。自分達の家のことは自分達で解決する(28歳 女性)
・波風たてず解決策が見つかりそうなので、相続の経験がある親族に相談します(37歳 男性)
・外部には出したくないから(48歳 女性)

相続問題を他人に相談することに抵抗を感じる人も多いのでしょう。

「最終的には専門家に相談するとしても、まずは家族・親族で話し合いたい」という人も多くなりました。

家族・親族内に法律やお金の知識をもつ人がいる場合、相談もしやすそうです。

<6位 友人・知人>
・忖度なく話せるから、相続を経験した友人に相談します(35歳 女性)
・専門機関に相談しない理由は「よくわからない」「料金が高い」「専門家に依頼するほどの相続でもない」。相続経験者である友人のほうが相談しやすい(49歳 男性)

「専門家に相談するのは抵抗があるし、料金も高そう」などの理由で、友人・知人に相談しようと考えている人もいます。

すでに相続を経験した友人・知人なら、リアルな体験談が聞けそうですね。

ただ、友人が経験した相続の困りごとや解決策が、必ずしも自分の相続にもあてはまるとは限りません。

専門知識をもつ友人でない限り、参考程度と考えたほうがよさそうです。

<7位 ネット・SNS>
・いろんな経験をしている人がいるので、まずはTwitterなどで意見を求めると思います(38歳 女性)
・誰にどう相談すればいいのかさえわからないから(42歳 女性)
・他人に相談するとお金が必要だから。また自分で調べれば自分のスキルになるので(49歳 男性)

「誰に相談したらいいかわからない」「専門家に相談するとお金がかかる」などの理由で、ネット・SNSで調べてみるという人も。

幅広い意見や体験談を聞くにはいい方法かもしれません。

また「専門家や自治体に相談する前に、基礎的な知識を得たい」という場合にも役立つでしょう。

ただネットの情報には間違いもあるので、トラブルの場合、最終的には公的機関や専門家に相談するのがおすすめです。

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