2023年オフィストレンド予想!オフィスは「集合」と「集中」のハイブリッドワークプレイスへ。 #オフィスデザイン #オフィストレンド #ハイブリッドワーク

デザイナーズオフィスを手がけ、「はたらく」をデザインする株式会社ヴィス(本社:大阪市北区、代表取締役社長:金谷智浩)は、2023年のオフィトレンド予想をまとめた。今年のオフィスは「『集合』と『集中』のハイブリッドワークプレイス」となると予想。

ヴィスに所属するオフィス設計デザイナー(55名)を対象にアンケート調査を実施し、回答をトレンド予想としてまとめました。

■目次
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【1】2023年オフィスデザイントレンド予想
【2】2022年のオフィスを表す漢字は「集」
【3】2021年→2022年 オフィスの変化
【4】2022年オフィストレンド予想の振り返り
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【1】2023年オフィスデザイントレンド予想
オフィスは、「集合」と「集中」のハイブリッドワークプレイスへ

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2023年のオフィスデザイントレンドとして、【デザイン】【機能・特徴】の両面から下記4つを予想しました。

  1. 会社の個性、“らしさ”を表現 色味やインパクトのあるデザイン
  2. チームでコミュニケーションが取れる「集まるオフィス」
  3. オフィス内の集中エリアが拡大
  4. SDGs・環境に配慮したオフィス

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■1. 会社の個性、“らしさ”を表現 色味やインパクトのあるデザイン
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一つは、経済の活性化とともにデザインも明るく変化するという考え方。
もう一つは、社会活動がコロナ禍以前のように戻りつつある中で、今一度、企業が成長を加速するために採用やブランディング強化を目的として他社との差別化をするために会社の個性を出すという考え方です。

<デザイナーコメント>

  • 暗く経済が落ち込む時期が続いたため、明るく開放感を感じ、さらに清潔感や清涼感のあるオフィスが求められている。開放感や奥行き、伸びしろを感じられる空間づくりがしたい。
  • 2022年はナチュラル・優しくニュートラルな印象がトレンドだったが、コロナ禍で抑圧されていた分、華やかさや賑やかさを感じるデザインがトレンドになる。
  • 会社に行きたいと思わせるデザイン、さらに集まるだけではなくブランディングや他社との差別化につながる、企業の色が反映されたオリジナリティのあるワークプレイスが増える。
  • 社会が回復し始めて、採用面を強化したい企業が増えている。同じ業界の会社と差別化するため、その会社らしい個性があふれる唯一無二のエントランスづくり、採用面に効果的な明るくアットホーム感のあるオフィスが求められそう。

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■2. チームでコミュニケーションが取れる「集まるオフィス」
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引き続き注目される「コミュニケーション」というキーワード。オフィスをコミュニケーションの場と位置づける企業も増えています。
今年はさらに、オフィスでのコミュニケーションの取り方、会社の成長やブランディングへの反映など、一歩踏み込んだ考えが求められるでしょう。

<デザイナーコメント>

  • オフィスで誰とどのように働くかが重視される。運用面まで提案することが求められる。
  • テレワークの普及により、出社したくなるオフィスやオフィス内でのコミュニケーションの濃さ、活性化に着目し、社員の能力が最大限に発揮できる仕組みが重要視される。
  • 多くの企業で出社して集まる機会が増え、人数やコミュニケーション形態に合わせた場が必要になると思う。そこに必要な機能や用途を落とし込んでデザインをするようになる。

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■3. オフィス内の集中エリアが拡大
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オフィスがコミュニケーションの場となる一方、出社時には個人での集中作業やweb会議も必要となるでしょう。人が多すぎて集中しづらいなどの課題も出てきました。
また自宅よりもオフィス環境のほうが仕事に集中しやすいという理由で出社する人もおり、働く人それぞれの状況や仕事内容にあったスペースが求められています。

<デザイナーコメント>

  • ABWベースのオープンな働き方は継続しつつ、出社することで集中して業務に取り組みたいというニーズも増えている。
  • オフィスに人が増えることで損なわれる静かさをいかにオフィス内に構築するのかを考える必要がある。
  • 集中の仕方にも種類がある。完全防音のフォンブース、遮音のみの半個室ブース、集音性の高いマイク、エリア的に離れる等、選択肢は多い。それぞれのエリアの充実が求められる。

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■4. SDGs・環境に配慮したオフィス
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SDGs・環境への配慮はオフィスでも求められています。エコ素材を取り入れる他にも、働く人のことを考えたオフィス環境構築、働きがい向上なども含まれます。

ヴィスでも2022年12月に国産木材を100%使用したテーブル・デスクなど、環境に配慮した家具を販売開始しました。お客様からSDGsに配慮した家具の要望を多くいただいたことも、プロダクトの企画につながりました。

※参考プレスリリース:「国産木材を使用したオリジナル家具を販売開始」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000058162.html

<デザイナーコメント>

  • 家具などに持続可能性を考慮したものが増えており、空間もよりサステナブルなマテリアルを取り入れたものになる。
  • 社員に対しての還元というのが大きなキーワードになると思う。SDGsも浸透した中で、グリーンを取り入れたデザインはわかりやすい。
  • 人や環境に優しいエコロジーな空間。自然素材を使用したり、物を捨てずにリユース・リメイクしたりなど。

2. の「コミュニケーションを取るために集まる」という意見がある一方、3. の「集中エリアが拡大」の意見も多く、両方のバランスが求められていることを感じたことから、2023年オフィスデザインは「『集合』と『集中』のハイブリッドワークプレイス」になると予想しました。

その中で、各企業の個性を表現したデザイン環境への配慮が今年も求められていくでしょう。

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