「古い家の寒さ対策」を聞いたところ、1位は「窓に断熱対策をほどこす(193人)」でした。
2位「暖房器具を使う(156人)」、3位「厚着する(94人)」、4位「隙間を埋める(90人)」と続きます。
「簡単なDIY」や「暖房・あったかグッズの活用」など、自前で対策している人が多い印象です。
業者に依頼しての本格的なリフォームには、時間もお金もかかるからでしょう。
また賃貸はリフォーム不可なケースが多いため、「簡単なDIY」「暖房」「厚着」などで乗り切るしかありません。
<1位 窓に断熱対策をほどこす>
・カーテンを二重にして、なるべく外気が入らないようにしている(23歳 女性)
・二重窓にリフォームしました(34歳 男性)
・窓にプチプチ(緩衝材)を貼ること。正直「こんなことで何が変わるんだ」くらいに思っていましたが、驚くくらい室内の温度が変わりました(47歳 男性)窓から冷気が入ってくると同時に、暖かい空気も窓から逃げてしまいます。
古い家だと二重サッシ(二重窓)になっていないケースも多いことから、寒さ対策としてまず窓に注目する人が多いようです。
業者に依頼してリフォームした人もいましたが、多くは自前のDIYで対策していました。
「断熱シートを貼る」「断熱カーテンに変える」などの簡単な工夫でも、かなり体感温度は変わるようです。
<2位 暖房器具を使う>
・こたつと石油ストーブをつけて対策している(36歳 男性)
・我が家はフローリング床なので、エアコンの暖房を入れつつ、床を暖めるためにハロゲンヒーターもつけています(44歳 男性)
・エアコンでは寒すぎるので、石油ファンヒーターとこたつを活用しています(56歳 女性)「複数の暖房器具を使う」「ハイパワーの暖房器具を使う」など、暖房の使い方を工夫している人が多数。
また古い家では浴室暖房などがついておらず、浴室や脱衣所が冷えることもしばしば。
そのため、「入浴前に脱衣所や浴室をストーブで暖める」という人も複数いました。
<3位 厚着する>
・服の重ね着。フードつきのガウンを着てフードをかぶる。手袋をつける(33歳 女性)
・電気代を節約したいので、生地が厚めのアウターを着込んでいます(44歳 男性)
・自分がしっかり着込む。レッグウォーマーや腹巻きなど、寒さによって調節します(55歳 女性)機能的な肌着や薄手のダウンベストを室内で着ている方が多いとわかります。
自分自身が防寒すれば、「暖房が効いている部屋から廊下や水回りに出たとき」の寒さも少しは和らぐでしょう。
厚着をして暖房の設定温度を下げれば、光熱費の節約にもつながります。
<4位 隙間を埋める>
・隙間風がひどいので、100均グッズで目張り(23歳 女性)
・柱と壁の間に隙間があって風が入ってくるので、パッキンテープを張りました(36歳 女性)
・玄関ドアなど家のあちこちに隙間があるため、100円ショップで隙間テープを購入して隙間をふさぎ、冷気ができるだけ侵入しないように工夫しています(46歳 男性)家にある隙間を埋めれば、寒い隙間風を防ぐのに効果がありそうですね。
隙間を埋めるテープは100円ショップなどで売られています。
家にあるもので対策するなら「隙間にいらない布をつめる」といった方法も可能です。
<5位 床に断熱対策をほどこす>
・カーペットを床に敷き詰めます。電気代のことも考えて電気カーペットは使わず、断熱・機能高めのものを使用します(24歳 女性)
・床が冷えてしまうので、カーペットの下にコイルマットを敷いています(45歳 男性)
・カーペットの下にアルミシートを敷く(58歳 女性)古い家では足元が冷え、「底冷えしてツラい」と感じることも多いですよね。
冷たい空気は下に流れるため、エアコンをつけていてもなかなか足元が温まらないことも。
しかし床暖房の導入は大がかりになりますし、まとまった費用がかかります。
そのため、カーペットやカーペットの下に敷くシート・マットを活用している人が多くなりました。
<6位 暖かい寝具を使う>
・電気毛布にくるまって、電気代を節約しながらも温まるようにしている(21歳 男性)
・寝るときは電気毛布を敷いて、寒くても寝られるようにしている(41歳 女性)具体的には「電気毛布」を挙げた人が目立ちました。
電気毛布は「暖かさと電気代のバランスがいい」と、重宝している人も多いアイテムです。
寝るときはもちろん、部屋でくつろいでいるときに使う人も多いとわかりました。
<7位 家の中で過ごす場所を決める>
・「密閉度が高くて狭い部屋」に生活の機能を集中させ、できるだけ多くの時間をその部屋で過ごす(39歳 女性)
・1階の方が寒いので、なるべく2階にいるようにしています(48歳 男性)
・部屋中暖めることは不可能なので、暖房機のそばに陣取る(70歳 女性)寒い季節は、暖かい部屋や場所で過ごす人も多くなっています。
夏と冬で過ごす部屋を変えるのもいいですね。
「電気代節約のために、家族みんなが同じ部屋で過ごすようにしている」という声も複数ありました。
- 今後やりたい寒さ対策1位は「新しい暖房器具の導入」
最後に「今後やりたい寒さ対策」を聞いたところ、1位になったのは「新しい暖房器具の導入(159人)」でした。
2位「窓に断熱対策をほどこす(135人)」、3位「床暖房の導入(42人)」、4位「隙間を埋める(26人)」と続きます。
「暖房器具の購入」など、比較的手軽な方法を検討している人が目立ちました。
ただ「お金があるならリフォームしたい」という声もあり、「すぐには難しいが、余裕ができたら本格的なリフォームをしたい」と考えている人も多いと推測できます。
【古い家の寒さ対策ランキング】男女503人アンケート調査 #古い家 #寒さ対策 #アンケート調査
2023年1月25日
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