このプロジェクトを実施したのは、株式会社つぎと。同社は、この駅舎と駅前広場の改修設計を担当し、その運営はつぎとの現地法人、株式会社ENJIが行います。また、湯浅町と連携し、駅周辺の活性化を目指しています。
このJR湯浅駅旧駅舎は、1927年に供用開始、2019年に新駅舎の供用が開始された後は、湯浅町へ譲渡され、「歴史的風致形成建造物」に指定されました。この旧駅舎の再生利用は、地元住民や観光客が気軽に立ち寄り、交流する場所としての役割を果たします。
湯浅には、海と山の幸、醤油や味噌といった醸造業など豊かな素材と食文化があります。これらをぎゅっと一つのお店に詰め込み、もっと湯浅や和歌山を知ってもらおうとの思いを込めたのが「湯浅米醤」です。
「湯浅米醤」は、そんな湯浅町の歴史と風情、そして美味しさを詰め込んだ店として、地元の人々から観光客まで、多くの人々を迎え入れています。ここで味わえるおむすびや蕎麦、あぶりもちなどのメニューは、すべて湯浅や和歌山県内で仕入れた食材と伝統の醤油を使っています。地元の素材の良さを活かしたシンプルながらも、深い味わいのある料理が魅力となっています。