- 建築へのこだわり
瀬戸内地域内での資源・アイデア・リソースの共有を推進する取り組みとして、西粟倉村・森の学校と提携します。岡山県の西粟倉村は「百年の森林構想」を掲げ、2008年から村ぐるみでの森林再生と地域再生に取り組む地域。株式会社西粟倉・森の学校では、木を植えて育ててきた人たちの想いと共に木材を届けることを目指し、木材の加工流通事業を手掛けています。ショップハウスの建築では、西粟倉で伐採、製材された木材を使用します。また、ショップハウスの外壁で使用する焼杉は、地域連携の証として、当プロジェクトに関わる瀬戸田のメンバーと西粟倉・森の学校のメンバーと共同で杉を焼くワークショップを実施予定。
ショップハウス1号(リノベーション型)・ショップハウス2号(新築型)の設計は、国内外でカフェやホテル、住宅など様々な空間のデザインを手がけるPuddle Inc.が担当。
「新築型は多様な土地条件にできる限りフィットする前後左右に顔を持ち得るユニットを開発していく。 またリノベーション型は通りに対して直行する新たな路地を形成することで、商店街にヒト、コト、モノがミックスする状況を描いております。」
<Puddle Inc.:加藤 匡毅>
- ショップハウスへの思い
「昨年春のAzumi、yubune、SOIL Setodaの開業を皮切りに見える化されてきた商店街の活性化がより商店街全体に広がり、定着をしていくためにも、この盛り上がりの勢いのまま、ショップハウスプロジェクトを取り組んでまいります。このまちに住むいち生活者としても、ショップハウスを通じて今後商店街に多様な店舗や人材が新たに入ることで、瀬戸田での生活がより住みやすく、豊かになることを期待しております。」
<しおまち企画 代表取締役:小林 亮大>「全国津々浦々、面白い取り組みをしている地域に訪れる機会を多く頂きます。しかし、その前衛的な取り組みとは裏腹に商店街や市街地のシャッターが閉まっている景色を見ることもしばしばです。そんな街の姿(瀬戸田を含み)を見かける度、数店舗でもシャッターが上がり、灯りがともっているだけでも街の印象が変わるのに!と思ってしまうのですが、ショップハウスはまさに地元の方々や移住者のためにより豊かな生活基盤の提供や、目に見える人の営みを景色として作っていきたいという思いをもって始めたものですが、この店舗と客室のユニットは今後他の地域でも必要になるのではないかと考えます。『ショップハウスが展開する先は地域が元気になるね』と言われる事を目指します。」
<Staple 代表取締役:岡 雄大>
- プロジェクトの資金調達について
現在瀬戸田で開発中のショップハウスプロジェクトへは、これまでも「しおまちとワークショップ」や「電動レモンバイクの普及」で手を組んできたJR西日本イノベーションズ(JR西日本グループ)をはじめ複数の地域事業者から資金調達を実施しました。目標金額の全額が集まった段階で、すべての投資家の方々を載せたプレスリリースを配信する予定です。今後もしおまち企画はショップハウスの開発ならびに当社のまちづくり事業の拡大を目的とした資金調達を継続して実施してまいります。
問い合わせ先
株式会社しおまち企画:info@shiomachi.jp
瀬戸田・しおまち商店街の賑わい創出のため「空き物件活用プロジェクト」を始動|株式会社しおまち企画