▼50%の人が「実家が空き家になったら売却する」と回答!
(N=200名、単一回答。2023年1月16日~2023年1月30日に実施したインターネット調査
による)「実家が空き家になったらどう対処しますか?またはどう対処しましたか?」という質問では、50%が「売却する」と回答し、「自分や親族が住む」が28%、「賃貸に出す」が9%、「そのままにする」が7%、「更地にする」が6%で続く結果となりました。
実家がなくなると寂しいけれど、空き家になったら「売却する」人が半数を占める理由が気になるところです。
では、上位3つの回答理由をみてみましょう。
「売却する」人の理由
・固定資産税もかかるし、自分達に不要だから。(40代女性)
・現在実家とは別の場所に家を持っており、住む必要性がないから。(30代男性)
・少しでも価値があるうちに売却してお金にしたいからです。(40代男性)
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「固定資産税の負担」「誰も住む人がいない」「価値があるうちにお金に換えたい」という理由を挙げた人が多く見られました。昨今の物価高騰を受けて節約志向が高まる中、誰も住んでいない実家を所有していることだけで課せられる固定資産税をは、大きな負担だと捉える人が多いのも納得です。
また、別の場所に住居を構えている人達にとって、住むことがない実家をそのままにしておく選択肢はないのでしょう。
実家は築年数が古いケースも多く、少しでも価値が高いうちに売却して将来に備えたいと考える人が多いのは、堅実志向が高まる世相を反映していると言えるのではないでしょうか。
「自分や親族が住む」人の理由
・実家は思い出の場所なので簡単に手放したくないし、人に貸すのも嫌だから。(30代女性)
・他に住む所もないし、実家の方が家賃を払わなくて済むから。(40代男性)
・駅に近い土地なので、住むにはとても良い場所だから。(40代女性)
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実家への愛着ゆえ「よほどのことがない限り簡単に手放したくない」という理由のほか、「家賃を払わなくてよい」「住むのに便利」という現実的な理由を挙げた人が多く見られました。子どもの頃からの思い出がたくさんつまった実家は、深い愛着を感じる存在なのではないでしょうか。
また賃貸暮らしの人にとって、家賃を払う必要がない持ち家の安心感は、大きな魅力と言えるでしょう。
実家の立地がよかったり築年数が浅かったりすると、手放す必要はないと考える人が多いのも頷けます。
「賃貸に出す」人の理由
・少しでも不労所得を増やして将来に備えたいから。(40代男性)
・便利な場所にあり、間取りもまあ良いと思う。金額にもよるだろうが、賃貸に出しても借り手が見つかると思うから。(50代女性)
・両親が苦労して手に入れた家なので売ってしまうのは忍びないです。賃貸に出すのが一番良いです。(30代女性)
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「少しでも継続的な収入を得たい」「賃貸に出しても借り手が見つかりそう」という現実的な理由のほか、「売りたくないので、せめて賃貸に出す」という意見が目立ちました。人生100年時代が叫ばれる中、少しでも収入を増やして将来に備えたいと考えるのは、自然な流れと言えます。
また、借り手が見つかる目途が立ちそうな人や、大切な実家を他人の手に渡したくないと考える人にとっては、賃貸に出すのが最善の方法なのでしょう。
実家が空き家になったときには、「売却する」「賃貸に出す」「更地にする」など、自分や親族が住む以外の方法を選択した人が全体の65%を占めました。
しかし、対処法を決めても、具体的に何から手を付けたらよいかわからない人も多いのではないでしょうか。
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