【約600年もの歴史を誇る、北山杉】
北山杉の起源は、約600年前の室町時代に現在の京都市北区中川地区周辺で植林を開始したという説が一般的で、千利休による「茶の湯文化」を支える茶室や数寄屋の建築用材として広く用いられてきました。北山杉は、磨き丸太や絞り丸太などが代表的で、「枝締め」「本仕込み」などの伝統的な技法が用いられ、緻密な材質と、なめらかで光沢があり干割れが生じにくいという特色があります。その優美さは和風建築だけでなく、現代建築にもよく調和することから、近年、内装材やインテリア、非住宅における需要も高まっています。【建築物等における北山杉の利用促進協定 概要】
北山林業の持続的かつ健全な発展や北山杉の利用促進に関する相互連携等を図ることを目的に、京都市と北山杉の利活用者、生産者により締結協定締結日:2022年8月23日
有効期間:協定締結日から2026年3月末まで
協定締結者:
<北山杉の利活用者>株式会社内田洋行、三井住友信託銀行株式会社、菊池建設株式会社、ナイス株式会社
<北山杉の生産者>京都北山丸太生産協同組合、京北銘木生産協同組合
<行政>京都市【北山杉の利用促進に向けたナイス㈱の主な取り組み】
「ナイス京都北山の森」の保全、育成、活用
京都市に当社が保有する「ナイス京都北山の森」(50.5ヘクタール、2012年取得)において、天然絞り丸太用をはじめ、伐期を迎えた立木の製品化を進めるなど、森林資源の活用及び価値向上を図っております。
ナイス㈱本社ビルで北山杉を活用したリノベーションを実施|ナイス株式会社
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