親が亡くなった時に不安なことに関する意識調査
株式会社AlbaLink(本社:東京都江東区、代表取締役:河田 憲二)は、親が健在の500人を対象に「親が亡くなった時に不安なことに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにした。
詳細は訳あり物件買取プロにて公開。( https://wakearipro.com/parent-pass-away-anxiety/ )
親が亡くなったら「市役所での手続き」「葬儀の手配」「銀行口座の解約」などが必要です。
ただ「どんな手続きがあるか」は漠然と知っていても、ちゃんとできるか不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
今回、株式会社AlbaLink( https://albalink.co.jp/ )が運営する訳あり物件買取プロ( https://wakearipro.com/ )は、親御さんがご健在の方500人を対象に「親が亡くなった時に不安なこと」についてアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査対象:親御さんがご健在の方
調査期間:2022年12月7日~17日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性276人/男性224人)
回答者の年齢:10代 1.0%/20代 19.2%/30代 33.6%/40代 28.8%/50代 15.4%/60代 2.0%調査結果サマリー
・親が亡くなったときに不安なこと1位は「相続・金銭面の手続き」
・終活について親と話したことがない人は約7割
・終活について親と話さない理由は「親がまだ元気だから」■親が亡くなったときに不安なこと1位は「相続・金銭面の手続き」
親御さんがご健在の方500人に「親が亡くなったときに不安なこと」を聞いたところ、1位は「相続・金銭面の手続き(230人)」でした。
2位「不動産の処分・管理(158人)」、3位「自分のメンタル(75人)」と続きます。
「相続・金銭面の話し合い・処理」を挙げた人が圧倒的に多くなりました。
やはり財産や金銭面の心配をする人が多いとわかります。
「不動産の処分」「死亡時の事務手続き」も含め、複雑そうなものは「親が亡くなって精神的なダメージもあるなか、自分にきちんとできるかな」と不安になりますよね。
頼れる兄弟姉妹がいない場合には、「自分ひとりで動かなくてはいけない」というプレッシャーも大きくなります。
<1位 相続・金銭面の手続き>
・相続について、兄弟が多いのでどんな感じになるのかと思う(23歳 男性)
・親が住んでいる家と土地が亡くなった曾祖父名義で、同じ敷地内に親戚宅も建っているために、土地の分割などの話し合いが必要になりそうで不安(39歳 女性)
・親の持ち家(貸している)と今同居している家(夫と父の名義)があるので、相続税がいくらかかるのか不安(52歳 女性)「親族間でモメそう」「相続税が高かったらどうしよう」というコメントが多数。
「話し合い」と「税金」について不安になっている人が多いとわかります。
例えば相続財産(遺産)が家のみの場合、「複数の相続人でどうわけるか」という話し合いが難航することも考えられますね。
また不動産を相続した場合も相続税は現金で納付する必要があるので、「現金を用意できないかも」と不安になる人もいます。
<2位 不動産の処分・管理>
・家の処分。田舎で不便な場所にあり、建物も古くなっているので売れないと思うから(34歳 女性)
・地方に住んでいるので、家の処分に困ると思う。不便な場所で古い家なのでわざわざリフォームして住もうとは思わない(50歳 男性)「実家をどう扱ったらいいかわからない」という声が多数。
地元以外に生活拠点がある場合、親の死をきっかけとして実家に戻るのは難しいですよね。
自分では実家や土地を管理できないから売りたくても、「郊外にあり古いから売れない」という状態だと困ってしまうでしょう。
<3位 自分のメンタル>
・心のよりどころがなくなること(25歳 男性)
・独身のため、家族がいなくなる(37歳 女性)
・精神的に、親の死を乗り越えられるか心配です(42歳 女性)「親と仲がいい」「親が唯一の身内」という人の場合、親が亡くなったときの喪失感は大きいでしょう。
「相談できる人がいなくなること」に不安を感じる人も多くなりました。
<4位 お葬式の挙げ方・費用>
・長男なので、葬儀が不安(25歳 男性)
・お葬式をする際に、誰に声をかけるか(36歳 女性)
・希望する葬儀の形式を聞けていない(48歳 男性)葬儀の手配は一生のうちに何度もすることではないので、「どう段取りしたらいいのだろう」と不安になりますよね。
とくに近年では葬儀の挙げ方も多様化しています。
そのため「家族だけでしたいのか」「近所の人や同僚なども呼びたいのか」など、親の希望がわからないと困ってしまうでしょう。
住んでいる場所によっては地域独自のしきたりもあるでしょうから、慣れていない子ども世代は戸惑うかもしれません。
<5位 家の片づけ・遺品整理>
・母親の嫁入り道具である桐ダンスなどの処分方法(38歳 男性)
・家にため込んだ家具や洋服の処分(42歳 女性)
・住居の片づけです。賃貸住宅に住んでいるので、原状回復を決められた期間内に行わなければならないことが心配です(51歳 女性)捨てられない性分の親なら、モノが多すぎて「どうやって片付ければいいのだろう」と途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
親が生きているうちから「実家に残っている自分のものは処分する」などの方法で、少しずつ片付けていくのもおすすめ。
また最近では遺品整理サービスや、親の生前に行う「生前整理サービス」などもあります。
<6位 お墓・仏壇の扱い>
・先祖のお墓がいくつにもわかれており、土葬もある状態です。跡継ぎもいないのでどうしたらいいのかわからず、放置するわけにもいかず不安です(36歳 女性)
・お墓をどうしたいのかが気になる(41歳 女性)「まだお墓がないので費用が気になる」「管理の仕方がわからない」「どのお墓に入るつもりなのかわからない」などの回答が寄せられています。
墓参りの習慣がない人だと「どこに墓があるのかわからない」「墓にいれるのに、どう手続きしたらいいかわからない」というケースもあるでしょう。
<7位 死亡時の事務手続き>
・市役所での手続きなど。親の年齢さえもあやふやで、意外と知らないことが多くて不安(23歳 女性)
・亡くなってからすべき「市役所への届け出」や「保険・銀行の手続き」などが、自分にちゃんとできるのかどうかです(51歳 女性)親が亡くなると、「死亡届の提出」「預貯金の払い戻しや名義変更」などの各種手続きが必要になります。
携帯電話や定期購入サービスなどの解約も必要となります。
手続きの種類がかなり多いため、「もれなくできるかな」と不安になる人も多いようです。
<8位 残された家族のケア>
・学生の妹がいるので、今後の資金面に不安がある(25歳 男性)
・もし母が先に亡くなった場合、仕事一筋で家事などやったことのない父がどうやって生活するのか、とても心配です(37歳 女性)
・残された親の面倒を誰がみるのか(53歳 女性)「残された親を誰が世話するのか」などの声が寄せられています。
夫婦仲がよい場合には、残された親の「心のケア」も必要になりそうですね。
また経済的に自立していない兄弟姉妹などがいる場合、「残された家族への経済的援助」も課題になります。
<9位 自分の将来・生活>
・実家暮らしなので、世帯主が亡くなった場合は生活費と住む場所について不安(22歳 女性)
・経済面で援助がなくなる。子どもの世話を任せられなくなる(37歳 男性)
・自分が独身で兄弟もおらず現在親と同居しているので、親が亡くなったあとの暮らしが一番不安です(43歳 男性)親から生活・経済面での援助を受けている人が多いことのあらわれでしょう。
共働きやシングルで子どもを育てている場合、親から得られる子育て面のサポートも大きいものがあります。
「自分の収入だけでは生活が立ち行かない」という切実な声もありました。
<10位 死亡時の連絡先>
・親の親族・友人などの連絡先がわからない(36歳 女性)
・親の友達に、どのように親の死を伝えるか(52歳 男性)「親が亡くなったことを誰に伝えたらいいのか」「誰まで連絡したらいいのか」に悩んでいる人もいました。
「連絡する親族の目安は3親等まで」と言われます。
知人や同僚については、どこまで知らせるべきか家族では判断が難しいので、本人に意思を確認しておくのがおすすめです。