【空き家リノベ体験記】~普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベしてみた~ 第45回 戸建にも修繕費がかかる #リノベーション #空き家

「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか?」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。

そこで、空き家をリノベしようか?と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。

前回の記事
第44回 修繕積立金が不足する?

目次

マンションでは修繕費を積み立てている

前回の記事で、マンションの修繕積立金が不足している、という話を書きましたが。不十分な場合はあるとしても、マンションの場合、強制的に建物の修繕に必要なお金を積み立てています。

一方、戸建ての場合は、いつどこをどれくらいの費用をかけて修繕するかは、所有者の裁量次第です。購入当初から、修繕計画を立てて計画的に修繕費を積み立てている人もいるでしょうが、そこまでしている人は少数派ではないでしょうか。多くの家では、実際に修繕が必要になった段階で見積もりをとって、貯金で賄うなりリフォームローンを組むなりしていると思います。

マンションと戸建の修繕の違い

家の修繕で、まとまったお金が必要になるのが、屋根・外壁などの外回りと、キッチンやお風呂などの水回りです。このうち、水回りに関しては、マンションの場合でも専有部分にあたり、戸建てでもマンションでも同様に、所有者の責任で修繕する部分です。

屋根・外壁などの外回りは、マンションの場合は共有部分にあたり、建物全体で大規模修繕を行います。一方で、戸建ての場合は家の中も外も所有者の物になり、家の中と同様に所有者の責任で修繕が必要になります。

マンションの方が、お金さえ払っておけば仔細は管理組合でやってもらえるので、手間がかからなくていい、という考え方の人もいますし、戸建ての方がその時の家計の状況に応じて臨機応変に出来るのがいいという考え方もあり、どちらも一長一短あります。

戸建の修繕費はどれくらい必要?

マンションの修繕積立金は国土交通省の修繕積立金ガイドラインによると、修繕積立金の適正な水準は1㎡あたり170~430円/月だそうです。床面積70㎡だとすると、11,900~30,100円/月程度となります。30年所有すると、4,284,000~10,836,000円
になります。

マンションの場合も、周辺状況や建物の構造、戸数によって、必要な修繕費にバラつきがありますが、戸建ての場合も、建物の構造やどんな修繕をするかで、修繕費はかなり差がでます。マンションの様な公的なガイドラインも無いため、どれくらいの費用が目安か一概には言えないのようです。一例として、私の実家は台風被害で築25年くらいの時に屋根や外壁を大規模に修繕したのですが、およそ200万円程度かかったそうです。

マンションと戸建、どちらがお得か、バラつきが大きく一概には言えませんが、どちらかと言うと戸建の方が安上がりな傾向はありそうです。ただ、そこまで差があるわけでもありませんので、マンションの下限側と同程度、170円/月・㎡くらいは計画的に積み立てておいた方がいいのではないでしょうか。

自宅を持ったら日常点検を

家が傷む原因の大部分は、水道配管からの水漏れや雨漏りといった、水に起因するものと言われています。そのため、直接雨風に晒される屋根や外壁に、水が入り込む隙が出来ない様に管理・修繕することが、建物を長持ちさせるキーポイントになります。

建物の劣化は、ある日突然起こるわけではないため、定期的に家の様子を確認して、劣化のサインを早めに見つけられれば、それだけ家へのダメージを防げます。ただ、外壁であれば目視確認は簡単にできますが、屋根の点検は素人には難しいです。危険ですので屋根上には上らないで下さい。屋根の状況を確認する場合、長めのセルフィ―棒を使ってカメラで撮影するのがいいと思います。

過去の記事
第42回 照明計画を考える
第43回 和の雰囲気とカーテン
第44回 修繕積立金が不足する?

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