株式会社イトーキ（本社：東京都中央区、社長：湊 宏司）は、11月1日より木製フレームシステム「Solmio（ソルミオ）」、12月1日より天然無垢テーブル「knot Work Wood（ノットワークウッド）」、そして12月15日より不燃パーティション「Feels（フィールス）」の販売を開始します。主に国産材（一部の製品では外国産材もラインナップに含む）を使用しており、一部の製品には外国産材も使用。家具から建材まで、木の温もりを感じることができる製品群は、森林循環や炭素固定にも貢献。持続可能なワークプレイスを提案します。
開発背景
ハイブリッドワークとオフィス回帰の流れの中で、魅力的で生産性が高い「行きたくなるオフィスづくり」が課題となっています。株式会社イトーキは、オフィスワーカーが心地よく働くための要素として、「居心地の良さ」が不可欠であるとの考えから、「木」の採用を重視しています。
過去の取り組みから、同社は2010年代初頭から地域材活用ソリューション「Econifa」を中心に、木質オフィス家具の製作技術や知識を蓄積してきました。さらに、木の存在がオフィスワーカーの心理や生産性に与える効果についてのデータを収集・活かし、木を積極的に取り入れたオフィス空間の構築を提案してきました。
「Feel So Wood」シリーズ
「Feel So Wood」は、その名の通り「目で見て触って心地の良さを感じる｣をコンセプトにした木製の新製品群です。「Solmio（ソルミオ）」「knot Work Wood（ノットワークウッド）」「Feels（フィールス）」「Silta（シルタ）※」をはじめ、イトーキは、このシリーズをさらに拡張し、木の温もりを活かしたオフィス空間の提供を続けていくとしています。
※Siltaは2021年12月より発売している既存製品です
- 「Feel So Wood」新製品概要
■Solmio（ソルミオ）
自然に人が集い、つながりを育む木製フレームシステムです。居心地の良い共創空間を提供します。
主な特徴
① 内と外を緩やかにつなげ、自然なコミュニケーションを誘発する「ひさし」
② 国産針葉樹の集成材、スチール、ガラスなど多彩な素材を採用した心地良い「CMF」
③ オフィスサイズや用途に応じて多様な半個室空間を形成できる「モジュールシステム」
製品概要
| 名称 | Solmio（ソルミオ） |
| 仕様 | 柱・梁：国産針葉樹集成材パネルフレーム：スチール |
| ラインナップ | サイズ：3種類 カラー：5種類 |
| 発売日 | 2023年11月1日（水）予定 |
| 価格 | オープン価格 |
■knot Work Wood（ノットワークウッド）
人と人、アイデアとアイデアを紡ぐ場をつくる「knot Work（ノットワーク）」の木質シリーズ。天然無垢材を使用したテーブルで、本物の木の心地よさを実感できます。
主な特徴
① 伐採適齢期の国産針葉樹活用により森林循環や一次産業保全につながる「環境性」
② パートナー企業との連携やイトーキ既存品を活用した製品スキームによる「安定供給性」
③ 様々な空間レイアウトに取り入れやすい「豊富なラインナップ」
製品概要
| 名称 | knot Work Wood（ノットワークウッド） |
| 仕様 | 天板：国産スギ集成材、国産ナラ集成材脚：スチール塗装仕上 |
| ラインナップ | カフェテーブル／センターテーブル／サイドテーブル |
| 発売日 | 2023年12月1日（金）予定 |
| 価格 | 99,600円（税抜）～ |
■Feels（フィールス）
建築物の木造化・木質化に追随する内装の木質化に応え、居心地の良い空間を演出する突板仕上の不燃パーティションです。
主な特徴
① 質感やボリュームにこだわり、リアルな木材に見紛うフレームの「意匠性」
② 内装制限の中でも安心して使える不燃対応と、可動間仕切由来の基本強度を再現した「安全性」
③ 木造・木質化いずれの建築物にも馴染む「CMF」
製品概要
| 名称 | Feels（フィールス） |
| 仕様 | ガラス枠：突板貼アルミ押出材パネル：突板貼スチールパネル |
| ラインナップ | 全面パネル、全面ガラス、ガラス引き戸、ガラス開き戸、突板貼開き戸 等仕上：外国産材（ホワイトオーク／ウォールナット）、国産材（ヒノキ／スギ） |
| 発売日 | 2023年12月15日（金）予定 |
| 価格 | オープン価格 |
■Feel So Wood特設サイトはこちら
https://www.itoki.jp/special/feel-so-wood/
イトーキの共同研究: 「木」がオフィスワーカーにもたらす効果
オフィス空間における家具の材質が、ワーカーの集中力や発想力、さらには心理面にどのような影響を与えるのか。この疑問に応えるべく、イトーキは森林総合研究所、東京大学大学院、および日本大学と共に、2021年に共同研究を行いました。実際のオフィス空間でクリ厚突単板・木目メラミン・白色メラミンと材質の異なる3種の大型天板テーブルを使用し、それぞれの天板使用時におけるワーカーの集中力や発想力、生理・心理面に及ぼす影響について検証しました。
実証データによれば、クリ厚突単板のテーブルを使用した場合が、最もオフィスワーカーの集中力や発想力が顕著に向上し、ストレスや不安感も低下したことが確認されました。この結果から、オフィス環境における木製家具の重要性と、ポジティブな影響をもたらすことが分かりました。
▲クリ厚突単板の方が「仕事への集中しやすさ」や「アイデアの出しやすさ」の数値が高く、「不安感」の数値が低い
イトーキは「人も活き活き、地球も生き生き」する社会の実現を木を活かしたオフィスや家具づくりを通じて目指していきます。
【関連情報】
株式会社イトーキ 国産材の利用拡大に寄与するソリューションEconifa®（エコニファ）新シリーズ 2012年1月より販売開始（2011年11月）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000004227.html
人と人、アイデアとアイデアをつなぐ場をつくる家具シリーズ『knot Work（ノットワーク）』新発売（2017年11月）
https://www.itoki.jp/press/2017/1711_knot-work.html
【新製品】天然素材が生み出す造形美、サステナブルなビッグテーブル「Silta(シルタ）」新発売（2021年12月）
https://www.itoki.jp/press/2021/2112_silta.html
「木の家具って、いいね」を実証する。
https://www.itoki.jp/topics/products/beca-use-wood-discussion.html
【イトーキのワークプレイス事業について】
株式会社イトーキは、1890年の創業以来、ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具、物流機器、ICT・映像音響機器、建材内装設備など幅広いラインアップでさまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしてきました。
コロナショック以降は働く空間全体を「働く環境」と捉え、オフィスワーカーが”集合して働く”環境づくりのための製品・サービスのほか、在宅ワークや家庭学習のための家庭用家具などの”分散して働く”環境を支える商品、さらに企業の働き方戦略や働く環境整備のためのサーベイやコンサルティングサービスなどトータルで提供することで、あらゆる空間における「働く環境」づくりを支援しています。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社イトーキ プロダクトマネジメント部
MAIL : itk-pr＠itoki.jp
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