株式会社LITUS(代表取締役社長:沢辺 敦志、本社:東京都港区)が運営する不動産売買仲介サービス「イエフリ」は、以前に不動産売買を経験した人々を対象に、仲介手数料についてのアンケートを行いました。
【アンケート結果要約】
- 購入・売買ともに中古マンションが根強い人気
- 仲介手数料無料サービスを知らない人は88%
- 手数料無料サービスを利用したいが56% サービス内容の浸透に期待
【調査概要】
- 調査対象:過去に不動産売買の経験がある人
- 調査地域:全国
- 調査期間:2023年7月25日~2023年8月8日
- 調査方法:クラウドソーシングサービスを利用し回答を収集
- 回答数 :300件
①購入・売買ともに中古マンションが根強い人気
「これまでに不動産の購入・売却どちらを経験しましたか?」との問いに対し、「購入」が52%と過半数を占め、「どちらも」が30%、「売却」は18%と答えたという結果になりました。
図表:「これまでに不動産の購入・売却どちらを経験しましたか?」への回答
次に、それぞれの回答者が過去に売買した物件の種別について、「中古マンション」「新築一戸建て」「中古一戸建て」「新築マンション」「土地・注文住宅」「収益物件」の6個を選択肢として調査しました。
まずは、「購入」のみ経験があると回答した人が過去に購入した物件の種別についてです。
図表:購入経験のある人が「購入」した物件
【「購入」した物件ランキング】
第1位 中古マンション 40票
https://iefree.co.jp/column/11/
第2位 新築一戸建て 36票
https://iefree.co.jp/column/37/
第3位 中古一戸建て 31票
https://iefree.co.jp/column/1053/
第4位 新築マンション 26票
第5位 土地・注文住宅 17票
https://iefree.co.jp/column/280/
第6位 収益物件 4票
https://iefree.co.jp/column/284/
「購入」と「売却」の両方の経験を持つ「どちらも」と回答した人たちが実際に「購入」した物件の種別ランキングの結果を以下の通りです。
図表:どちらも経験したことのある人が「購入」した物件
図表:どちらも経験したことのある人が「購入」した物件
【「どちらも」と回答した人が「購入」した物件ランキング】
第1位 中古マンション 28票
第2位 新築一戸建て 20票
第3位 新築マンション 15票
第4位 中古一戸建て 14票
第5位 土地・注文住宅 8票
第6位 収益物件 4票
「購入」だけの経験を持つ人、そして「購入」と「売却」の両方の経験を持つ人の両ケースで、物件の購入ランキングの1位は中古マンションとなりました。新築マンションと中古マンションの間で票数に顕著な差が見られることから、中古マンションの魅力が際立っていることが確認できます。しかし、中古の一戸建てはランキング中盤での位置づけとなっており、単純に中古ということだけが中古マンションの人気要因とは言えないようです。
つづいて、「売却」された種別についても調査を行いました。
「売却」のみ経験がある、と回答した人が過去に売却した物件の種別ランキングは次のとおりです。
図表:売却経験のある人が「売却」した物件
【「売却」した物件ランキング】
第1位 中古一戸建て 23票
第2位 土地・注文住宅 16票
第3位 中古マンション 9票
第4位 新築一戸建て 4票
第5位 新築マンション 1票
※収益物件は0票
購入と売却の経験がある「どちらも」と回答した人が「売却」した物件の種別ランキングはこちらです。
図表:どちらも経験したことのある人が「売却」した物件
【「どちらも」と回答した人が「売却」した物件ランキング】
第1位 中古マンション 38票
第2位 中古一戸建て 20票
第3位 新築マンション 14票
第4位 土地・注文住宅 10票
第5位 収益物件 5票
第6位 新築一戸建て 3票
「売却」に関する物件ランキングでも、「購入」時と同じく、中古マンションが高い人気を誇っていました。しかしながら、「売却」のみの経験を持つ回答者においては、「中古一戸建て」と「土地・注文住宅」がそれぞれ1位・2位となっています。
今回のアンケートでは30代・40代・50代の回答者が80%以上を占めており、地元には戻らず実家は手放す、といった近年の傾向がこのような結果の一因と考えられます。
図表:回答者の年代 ※10代の回答者は1名
今回の調査結果を通して、中古マンションが「購入」および「売却」の両方で持続的な人気を誇っていることが明らかとなりました。
特に、築20年以上経過した中古マンションには、価格が安定しており、後に売却しやすいというコストパフォーマンスの良さが大きな魅力となっています。令和4年度の住宅市場動向調査によれば、中古住宅を選択する主な理由として「価格の妥当性」や「新築を必要としない」といった意見が目立ちました(※)。
これらの結果から、物件が新しいことに価値を感じるだけでなく、適切な物件を手頃な価格で購入したいというユーザーのこだわりを読み取ることができます。
※データ引用元:令和4年度 住宅市場動向調査報告書
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001610299.pdf
②仲介手数料無料サービスを知らない人は88%
不動産の売買に際して、不動産仲介会社のサービスを利用するのは一般的な手法となっています。ただし、このようなサービスを利用するときには、仲介手数料が発生します。一般的な仲介手数料は「物件価格の3.00%に6万円を加算したもの+税」というのがスタンダードな金額です。
参考:https://iefree.co.jp/column/1063/
「売買時の仲介手数料はいくらでしたか?」という質問では、3.00%だったという回答が過半数を占めています。
また、「その他」の選択肢には、「個人同士の取引で仲介会社を介さず行ったため、手数料は発生しなかった」との回答が寄せられました。
図表:「売買時の仲介手数料はいくらでしたか?」への回答
不動産売買の際の多くの諸費用は固定的であり、変動が難しい。このため、特に「コストパフォーマンス」を意識している買い手にとって、仲介手数料がいくらであるかは非常に重要な判断基準となります。さらに、売り手にとっても、販売価格から引かれる仲介手数料は、その額が少ないほどメリットとなることは間違いありません。
しかし、多くの仲介手数料無料の不動産会社が存在しているにも関わらず、無料での売買経験があるのは全体のわずか8%という結果になりました。
「仲介手数料が無料となる会社があることを知っていましたか?」という質問には88%が「知らなかった」と回答するなど、仲介手数料無料サービスが未だ一般的ではないことがうかがえます。
なお、仲介手数料が無料となる会社があることを知ってはいるが、なおかつ仲介手数料無料で売買を行なったという人は全体の1%程度でした。
図表:「仲介手数料無料の会社があることを知っていましたか?」への回答
手数料が無料の仲介会社を知っているにも関わらず、それを選ばなかった人たちからは「手数料無料の会社が求める物件を持っていなかった」や「希望に合った物件を紹介してくれるのが有料の会社だった」といった意見が挙げられました。さらに、売り手からのフィードバックとして「手数料無料の会社を利用していれば売却のタイミングに間に合わなかった」との声が寄せられています。
中古物件への需要が高まる中で、適正価格での良質な物件の購入(または売却)を求める声が増えているものの、仲介会社を利用する前提として「希望の物件を適切なタイミングで売買できる会社かどうか」を重視している利用者が多いことが分かりました。
③手数料無料サービスを利用したいが56% サービス内容の浸透に期待
仲介手数料無料のサービスについて「知らなかった」と回答した方へ向けて、「次回、不動産売買の機会があれば利用しますか?」と質問したところ、56%が「利用すると思う」と回答しており、手数料無料サービスへ関心があることが示されました。
図表:「次回、不動産売買の機会があれば手数料無料の会社を利用しますか?」への回答
一方で、「利用しないと思う」が12%、「わからない」が32%で、合計すると46%という割合で、仲介手数料無料サービスに対する懐疑的な意見も示されています。
これらの意見として、「高額な不動産を取引するので、手数料にこだわるよりも信頼できる会社かどうかを重視したい」「手数料無料でどうやって利益が出ているのか疑問。皺寄せがあるのではないか」といった声があります。手数料を支払うことは、信頼性のあるサービスを受けるために必要な費用であるとの考えが、多くの利用者が持っていることがうかがえます。
一方で、手数料無料サービスを利用した回答者からは、「仲介手数料が無料だからといって、サービスや品質が劣るということはなかった。むしろ、仲介手数料が高い会社よりも信頼できると感じた」「利用者を不安にさせまいとする姿勢を強く感じた」といった意見もありました。
手数料無料サービスを実施する会社の多くは前者のような「手数料無料への疑問の声」を払拭するべく、より満足度の高い取引となるようにコミュニケーションを徹底しているのかもしれません。
今回のアンケートからは、価格の手頃さに加え、信頼性と安全性を重要視する利用者の意向が明らかになりました。中古物件市場が今後ますます盛活性化すると思われる中で、不動産仲介会社の利用者数は増加することが予想されます。これからも「安心感」と「コストパフォーマンス」のバランスを保ちながら、満足度の高い不動産取引の環境が求められることでしょう。
「イエフリ」について
新築・中古の一戸建て、中古マンション、土地をご購入されるお客様や、ご自宅やお持ちの不動産を売却されるお客様に、不動産売買仲介を行っております。
【イエフリが「仲介手数料最大無料」を実現できる理由】
マーケティング代行会社が運営している不動産仲介サービスであるため、他社の5分の1程度(自社調べ)に広告コストを抑えて運営しています。
交代勤務とIT化、フルリモートワークを使って毎日営業できる仕組みを実現。
物件探し・売却のお手伝いともに他社より多く動けるため、商談の数が増やせるほか、買い逃し・売り逃しをなくすことで手数料の割引を実現しています。
株式会社LITUSについて
年間8,570万円自腹を切って実証できた集客施策でお客様のビジネスを発展させる、Webマーケティング・ネット広告・SEO代行会社です。
運営サイト:
https://www.kanazawa-shaho.jp/
https://www.kuraberukaigo.com/
【本調査に関するお問い合わせ先】
会社名:株式会社LITUS(リッタス)http://socialecoo.jp/
所在地:東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
担当者:沢辺
メールアドレス:info@litus-web.com