【名古屋市中川区】築60年以上の木造かわらぶき2階建の空き家物件を再生。障がい者向け共同生活支援グループホームとして新たにオープン。

日本国内の空き家問題は今後ますます深刻になると見られており、その解決のための努力が続けられています。この中で、東京都渋谷区に本社を構える株式会社ジェクトワンが展開する空き家活用サービス「アキサポ」の成功事例を紹介します。

空き家の課題と解決への一歩

名古屋市中川区にある築60年以上の木造かわらぶき2階建の空き家は、相続後1年以上もの間放置され、近隣住民に迷惑をかける存在となっていました。窓ガラスの割れや不法侵入が頻発し、所有者は管理に苦悩していました。しかし、家族の想い入れもあるため、売却することは選択肢ではありませんでした。

アキサポへの一本の電話から始まった変化

そんな所有者の悩みを解決すべく、「アキサポ」に相談が寄せられました。アキサポのメンバー企業である太郎左衛門産業株式会社が現地調査を行い、閑静な住宅街で交通の便も良いことから、地域貢献にも繋がる社宅やグループホームへの活用が検討されました。

空き家再生への挑戦と成功

最終的には、株式会社クリーンメンテナンスが運営する障がい者向け共同生活支援グループホーム「こだまのいえ春田」として新たにオープンする運びとなりました。太郎左衛門産業の全額費用負担によるリノベーション工事により、所有者の地域貢献の想いが現実のものとなりました。所有者からは「空き家状態が解消され、希望であった地域貢献性の高い活用法が実現してよかった」との感謝の声が寄せられました。

アキサポサービスの特徴

「アキサポ」は、ジェクトワンが首都圏を中心に展開する空き家活用サービスで、地域にマッチした活用方法を提案し、空き家の再生を通じて地域コミュニティの活性化に貢献しています。リノベーション設計や施工、工事管理もすべて「アキサポ」にお任せできるため、所有者にとってはリノベーション費用が全額負担されるという大きなメリットがあります。

空き家問題解決への更なる一歩

この名古屋市中川区の事例は、空き家問題解決への一例に過ぎませんが、全国各地の空き家問題を解決するためのモデルケースとも言えるでしょう。

ジェクトワンは今後も、中部エリアをはじめとする全国各地で空き家活用に積極的に取り組んでいくとしています。空き家のあらゆる課題を解決し、地域や人々にとって本当に必要な「場所」を生み出す努力は、これからも続くでしょう。

この取り組みは、空き家だけでなく、日本社会全体の持続可能な成長にとっても重要なテーマ性を有しています。空き家の再生と活用は、今後さらに進展していくと期待される分野であり、これからの動向に注目が集まることでしょう。

<ご参考>

■空き家活用サービス「アキサポ」とは

株式会社ジェクトワンが首都圏を中心に展開するサービスです。創業時より大切にしている物件の多様化(不動産それぞれの土地や周辺のニーズに合わせた活用方法)を最大限に活かした事業を目指し、2016年にスタートしました。

空き家を「アキサポ」が借り受け、「アキサポ」全額費用負担でリノベーション工事を行い、一定期間転借するサービスです。地域にマッチした空き家活用を提案することで街の資源である空き家の再生を通じて地域コミュニティの活性化に貢献しております。また、「アキサポ」は全国の空き家問題を解決するべく、全国各地の不動産会社や工務店などの空き家活用事業者とライセンス契約を結び、アキサポネットを形成し提携しております。

アキサポ公式HP:https://www.akisapo.jp/

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