【空き家リノベ体験記】~普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベしてみた~ 第27回 買うのは借りるよりお得なの? #リノベーション #空き家

「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか?」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。

そこで、空き家をリノベしようか?と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。

前回の記事
第26回 隣人ガチャは大丈夫?

目次

住宅価格の決め方

「家賃を払い続けるのはもったいない。」といっても、家を買うにもお金がかかるし、持ち家だって維持費や税金がかかります。

持ち家vs賃貸という話題は、各所で様々に議論されていますが、明確にどちらかがいいとも言えません。ただ、中古住宅の価格に関して言えば、基本的には持ち家の方がお得になる可能性が高いです。

なぜ持ち家の方がお得か?それは、中古住宅の価格に決め方がキーになっています。
住宅価格の査定方法は、大きく3種類、「取引事例比較法」「原価法」「収益還元法」があります。

取引事例比較法

周辺の物件の取引事例から、条件の近い物を分析して、その”相場感”から住宅価格を決める方法です。
周辺の取引事例があまりないような地域では、この方法は使えません。

原価法

原価法は、何も無いところに今建っている家と全く同じ物を建てると仮定した場合のコストから住宅価格を決める方法です。

住宅の場合、土地と建物それぞれで査定を行い、それを積算します。また、中古住宅の場合、築年数により建物が劣化することを考慮して、(築年数÷耐用年数)の分だけ建物価格を割引ます。

収益還元法

不動産が、将来生み出すであろうと期待される収益をベースにして、価格を決める方法です。

その家を賃貸にした場合に得られる家賃から、家の維持費(修繕費や税金等)を引いたのが収益です。この収益を将来に渡って積算した価格から住宅価格を決めます。ただ、実際には将来の家賃や維持費を正確に予測することは難しいため、だいたいの相場感で利回りは年n%と決めて、収益を割り戻して価格を決める方法が一般的に使われています。

家賃は他人の住宅ローンの肩代わり!?

賃貸経営をするオーナーの立場で考えた場合、家賃収益から物件のローンが返済でき、その上である程度の利益が見込めなければ投資する旨味がありません。そのため、家賃から逆算して維持費やローンの返済をしても利益が残る価格で物件を買います。

ということは、住む側の立場でいえば、同じ条件の家であれば、賃貸よりも購入した方が、賃貸オーナーの利益の分だけお得になるといえます。

ただ、これはあくまで賃貸住宅を購入する場合の話です。広い家であったり、注文住宅など賃貸住宅ではなかなかない様な豪華な設備がついていたりすれば、その分、価格は高くなります。結果的に、賃貸で住んでいる方が出費が少ないことも十分に考えられます。

とはいえ、これはあくまで、広さや設備等、生活のグレードを上げたから費用が増えたのであり、賃貸であってもグレードを上げれば家賃も増えます。
なので、同じグレードの生活をするとすれば、やはり原則的には持ち家の方がお得になる可能性が高いのです。

過去の記事
第24回 湿気対策も万全に②
第25回 空き家リノベに補助金がでる?
第26回 隣人ガチャは大丈夫?

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