【空き家リノベ体験記】~普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベしてみた~ 第２５回空き家リノベに補助金がでる？ #リノベーション #空き家

「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか？」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。

そこで、空き家をリノベしようか？と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。

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第２４回湿気対策も万全に②

国も空き家をなんとかしたい

「平成30年住宅・土地統計調査」によると、2018年の全国の空き家は約849万戸で、総住宅数に占める空き家の割合（空き家率）は、実に13.6％を占めています。およそ７件に１件が空き家で、今後も空き家は増えていくと予想されています。
こうした空き家の中には、管理の行き届いていない物も多々あり、放置すれば景観の悪化や老朽化による倒壊、治安の悪化等、様々な弊害を引き起こすと考えられます。

参考：平成30年住宅・土地統計調査

そのため、空き家の適正な管理と活用・流通を促すための、様々な施策が行われています。
「空き家」への補助金も、そういった政策の一環で、各自治体において様々な取り組みが行われています。

空き家の補助金は解体・購入・改修

自治体で行われている空家に対する補助金は、次の３種類に分けられます。

空き家の解体費用への補助
空き家の購入費用への補助
空き家の回収費用えの補助

この中で、空き家リノベに関連するのは、購入と改修です。

自治体によって制度が異なる

空き家への補助金の制度は、各自治体ごと個別に行われており、どこでも利用できるわけではありません。
自治体によっては、所有者が空き家を解体する費用への補助しかない場合もあり、その場合は空き家リノベでは活用できません。購入を検討するエリアを決めた段階で、自治体のホームページ等を確認して使える補助金が無いか探してみましょう。

自治体によっては、空き家対策と移住促進を掛け合わせて市外の人が空き家を購入して移住する場合に補助金がでるところもあります。そういった補助金のある自治体は、それだけ空き家が増えているということでもあるので、予算や広さ等の条件の合う空き家を見つけやすい、というメリットもありそうです。

参考：伊賀市移住促進空き家取得費補助金

私の場合、ある程度どのエリアに住みたいかが決まっていたのですが、その周辺の自治体には空き家の購入や改修に関する補助金制度のある自治体はありませんでした。

リフォームの補助金もある

空き家リノベでは、空き家に関する補助金の制度だけでなく、一般的な住宅のリフォームに関する補助金等も活用できます。
リフォームに関する補助金の制度は、ほぼ毎年のように頻繁に制度が変わり、プロでなければどんな補助金があるのか把握するのも難しいです。リノベーション工事を工務店に依頼する際に、どんな補助金が使えるか？そのためにはいつどんな申請が必要か？確認してください。ただ、リフォームに関する補助金は工事業者から申請する物も多く、特に施主側がすることがないこともあります。

また、制度に申請期限がある物も多いです。そのため、タイミングによっては使えないということもありえます。
私の場合、当時「次世代住宅エコポイント」という制度があったのですが2020年8月に終了、その後「グリーン住宅ポイント」という名前で復活しましたが、ちょうど２つ制度の谷間にあたってしまって、どちらも利用することが出来ませんでした。
2023年現在では「住宅省エネ2023キャンペーン」という制度が実施されています。