第一号物件は、月島駅近くのレトロな雰囲気漂う地域に位置し、大正時代建築の建物が耐震補強工事を施されています。このため、入居者は自身の好みに合わせたDIYが可能で、住居以外にもアトリエや店舗など様々な用途で使用できます。
この物件は、オーナーが相続した実家で、長年に渡り大切に受け継がれてきました。しかし、空き家となった後、賃貸活用を検討しても一般的な賃貸ではリフォーム費用が嵩むことから困っていました。そんな中、「小田急ありのまま賃貸」の存在を知り、最小限の費用で賃貸が可能であること、空き家の維持・保全が容易になること、そしてDIYにより資産価値が向上する可能性があることから、本サービスでの活用を決断しました。
今後も空き家問題は深刻化の一途を辿ります。しかし、「小田急ありのまま賃貸」はこの問題に対する効果的な解決策となり得るだけでなく、個々の入居者にとって新たな住まいの選択肢ともなります。小田急不動産とomusubi不動産は、小田急沿線を中心に、空き家を魅力的な賃貸物件に変えるという本事業の展開を積極的に進めていく。
これにより、受託物件の存在が地域全体のサステナビリティに貢献し、新しい価値創造の一翼を担うことでしょう。また、賃貸住宅市場に新風を巻き起こし、都市の持続可能性向上に貢献することを目指しています。
空き家問題は、所有者にとっても地域にとっても大きな課題となっていますが、「小田急ありのまま賃貸」はその解決に一役買う新しいプラットフォームとして注目されています。DIY賃貸という新たな形で物件の魅力を引き出すことで、空き家問題を街の資産とする機会を提供しています。これにより、人々は新たな生活スタイルを実現し、また空き家が地域の活力源となる可能性を秘めていることを再認識することでしょう。