【岡山県美作市】ひきこもりのための田舎のシェアハウス新体制へ。「学校に行けていない」「ひきこもっている」「コミュニケーションが苦手」など、生きづらさを抱える若者たちが社会的自立をめざす。

「人生の空白を埋める」人おこしシェアハウス

  代表理事 就任のご挨拶|能登大次

この度、NPO法人山村エンタープライズ代表理事に就任いたしました能登大次です。
2016年の人おこしシェアハウス開設から7年間、事務局長という立場で現場を預かり、たくさんの若者たちと日々を過ごしてまいりました。

彼らの多くは、小中高でクラスに馴染めなかったり、いじめられたり、そして学校にいけなくなったり・・・
それでもがんばって就職したものの続かない、、そうしてずっと家にいるうちに家族との関係も悪くなり・・・
そんなつらい過去をたくさん抱えてやってきます。

そんな彼らへの「就労支援」は、殆どの場合うまくいきません。
だって、彼らに足りていないのは「就労」よりも、ずっと手前の部分だからです。
それは「充実感」「自信」「希望」など、人生の基礎となるものです。
学校時代から青年期まで、彼らには友達との楽しい思い出もなければ、青春時代のあんな経験もこんな経験も真っ白。
そんな人生の中から「充実感」「自信」「希望」が湧いてくるでしょうか。
そしてそのように人生の基礎がすっかり抜けている状態で、「やりたいことを見つけろ」「進学しろ」「就労しろ」・・うまくいくわけがありません。

だから「人おこしシェアハウス」では、まずは彼らの「空白」を埋めてあげることを一番大切にしています。
スタッフや仲間たちとの共同生活や地域での体験など、充実した日々を積み重ねていると、彼らは自然に次の一歩を踏み出してくれます。

その点において、
・理解ある地域の受け入れ先の豊富さ
・地域スタッフである、おじちゃんおばちゃん(主婦のお姉さま笑)のあたたかさ
こそが、人おこしシェアハウスの最大の強みであり、そして彼らが笑顔を取り戻す源泉です。

NPO法人山村エンタープライズは新体制のもと、一人でも多くの若者が人の優しさに触れ、希望を胸にして、羽ばたいてくれるよう、この強みをさらに充実させ事業に磨きをかけてまいります。

引き続き、みなさまの温かいご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

[NPO法人山村エンタープライズ代表理事 能登大次 略歴]
1974年仙台生まれ。東北大学大学院国際文化研究科修了。聖和学園高等学校非常勤講師を経て復学、金沢国際デザイン研究所プロダクトデザイン科卒業、オランダDesign Academy Eindhoven IM Master Course中退。帰国後東京にてデザイナーデュオ能登夫妻として雑貨類のデザイン業を開業。311をきっかけに岡山に移住し、美作市地域おこし協力隊として3年間の活動を経て、NPO法人山村エンタープライズを起業、理事兼事務局長を経て現在に至る。

【人おこしシェアハウスとは】
「学校に行けていない」「ひきこもっている」「コミュニケーションが苦手」など、生きづらさを抱える若者たちが全国から集い、社会的自立をめざすシェアハウス。岡山県北部の大自然に囲まれて、仲間たちと一緒に、そして支援のある安全な環境で、少しずつチャレンジ!さまざまな経験を積み、次のステップへと進んで行きます。
■公式ウェブサイト:https://hito.sanson.asia/

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