東京都は、効果的な空き家対策が都内全域で展開されることを目指し、「東京における空き家施策実施方針」を策定しました。この方針は、中長期的な視点から空き家対策の考え方や具体的な取り組みを示すもので、区市町村が空き家対策計画や地域の実情に応じた施策を立案・実施する際の参考となることを目的としています。
策定にあたり、今年2月に「東京における空き家施策実施方針(案)」を公表し、都民から寄せられた意見を踏まえて最終的に取りまとめられました。本実施方針は、「既存住宅市場での流通促進」、「地域資源としての空き家の利活用」、「利活用見込みがない空き家の除却等」の3つの視点に基づき、地域特性に応じた空き家施策を誘導・展開していくことを掲げています。
具体的な取り組みとしては、以下のようなものが想定されます。