石川県金沢市のハウスメーカー、株式会社家元が、新たな社屋「Node ノード」を建設し、3月25日に完成しました。この新社屋は、金沢市の西エリアに位置し、アート拠点として新たな人の流れを生み出すことが目的です。
「Node ノード」という名前は、「結節点」という意味が込められており、建物の間に2本の通り道をクロスさせることで、人や仕事、街の交流を促す狙いがあります。1階には、カフェやギャラリー、シェアオフィスなどがあり、2階にはプライベートオフィス空間が用意されています。
設計者は、陶芸家としても活躍する建築家の奈良祐希氏で、金沢市に本社を構える家元が、地域のアート拠点を生み出したいと考えたため、協力を求めました。新社屋「Node ノード」は、木造2階建てで、延べ床面積は473.52平方メートルです。
「Node ノード」は4月上旬にグランドオープン予定で、オープン後は、ギャラリーやイベントなど、ポップアップとして場所を提供する予定です。まずは、設計者の奈良氏の作品展を開催する予定で、今後は地元の学生やアート作家などの作品も展示する予定です。また、1階のカフェスペースは、夜は出張シェフによる完全予約制のレストランになる予定で、昼夜問わず交流が生まれる地域となることが期待されます。
新社屋「Node ノード」の完成により、地域のイメージが格段に上がり、金沢西エリアのまちづくりを先導する施設になることが期待されます。また、建築計画と一体的に環境整備を行うことで、都市景観の刷新にもつながるでしょう。