【空き家リノベ体験記】~普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベしてみた~ 第14回 屋根に太陽光パネルを設置する #リノベーション #空き家

「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか?」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。

そこで、空き家をリノベしようか?と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。

前回の記事
第13回 古い空き家を住みやすくするために工夫する

目次

太陽光発電と固定価格買取制度

私は、日ごろから省エネには意識して取り組んでいましたが、持続可能な社会の実現に向けてもっと接触的に何かしたいと、常々考えていました。その中で、せっかく持ち家なので、自宅の屋根にソーラーパネルの設置を検討しました。

自宅の屋根で太陽光発電を行う場合、設置から10年は「固定価格買取制度(FIT)」にて、発電した電気を一定価格で買い取ってもらうことができます。これにより、ソーラーパネル設置のコストをある程度まかなうことができます。

参考:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/surcharge.html

一部では、投資として太陽光発電を進めている会社もありますが、実際に儲けを出すにはある程度規模が必要で、かつ日当たり等の条件がいいことも必要で、小ぶりな住宅の屋根では、儲けを出すまでは難しいようです。
私の家の場合、シミュレーションした結果、当初10年では設置コストを全額回収は難しい感じでした。ただ、その後も日中に電気を買わなくてもよくなるので、15年くらいで元はとれそうではあります。

ソーラーパネル設置工事の業者探し

自宅の屋根にソーラーパネルを設置する場合、新築時やリフォーム工事時にまとめてハウスメーカーや工務店にお願いするのと、すでにある家にソーラーパネル設置の工事のみ単独でする場合があります。
私の場合、入居後にリフォームとは別に単独でソーラーパネル設置の工事をしました。

ソーラーパネルを売っている会社は、リフォーム会社や電気工事会社、家電量販店等々、様々な業態にわたっています。ただ、固定価格買取制度が始まった当初、メディア等でも盛んに報道されていましたが、実力の無い業者に任せてしまうと、パネルの性能を十分に発揮できなかったり、ひどい場合にはずさんな工事で家本体を痛めてしまうこともあるようです。
信頼のおける業者を独力で見つけるのは大変です。そこで、ソーラーパートナーズという太陽光発電一括見積サイトで何社か業者を紹介してもらい、実際に工事業者と話をして、信頼のおける業者を選びました。

古い家ゆえの難しさ

古い家の場合、屋根の構造の違いと、屋根の図面が残っていない場合があること、この2点が新しい家と比べてのソーラーパネルを設置する上での難しさになるそうです。我が家は、リノベの際に屋根は葺き替えていたので、構造の問題はありませんでした。これが古い瓦葺だと専用の金具が必要になったり、下地の状態によっては設置ができないこともあるそうです。


また、古い図面が残っていなかったため、屋根の面積や勾配を確認するため、見積もり前に現場調査が必要になりました。ただ、その際に対応を見れたので、業者選びの材料になって結果的に良かったと思います。いい加減な業者は、グーグルマップの航空写真で屋根の採寸をしていたようですが、きちんとした業者は、実際に屋根に登ったり、天井裏の配線の取り回しを確認したりと、見積もり段階での対応が丁寧でした。

実際の省エネ効果は?

パネルを設置したのは昨年末で、まだあまり期間は経っていませんが、今のところは当初のシミュ―レーションからそこまでずれてはなく、狙い通りに成果が出ている状態です。
例えば、この2月は電力会社から買った電力は63kWhで昨年の139kWhから76kWh減りました。それに加えて、128kWhの余剰電力を売電できました。電気代は差し引き、▲4,000円くらいになりました。昨今の電気代の急上昇のおかげで、逆に投資回収の期間が早まりそうな感じです。

次回は、「不動産登記の住所変更をする」についてお話したい思います。

過去の記事
第1回 空き家を買ってリノベしよう!と決心する
第2回 どんな家に住みたいか考える
第3回 予算はいくらか考える
第4回 リノベできそうな空き家を探す
第5回 リノベーションの詳しい打ち合わせをする
第6回 住宅ローンを申し込む
第7回 工事の現場を見に行く
第8回 リノベ物件のイメージに合うインテリアを買う
第9回 DIYで新居を充実させる
第10回 住宅ローン控除の確定申告をする
第11回 土間リビングのある家に実際に住んでみた
第12回 土間リビングのある家に実際に住んでみた②
第13回 古い空き家を住みやすくするために工夫する

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もともとは、普通のサラリーマン。
空き家問題に興味を持ち、空き家をリノベして居住中。
現在は空き家問題解決の一助になれればと、
「よくばり売却」にて空き家・築古住宅の売却のお手伝いをしています。

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