【空き家リノベ体験記】~普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベしてみた~ 第１３回古い空き家を住みやすくするために工夫する #リノベーション #空き家

「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか？」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。

そこで、空き家をリノベしようか？と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。

前回の記事
第１２回土間リビングのある家に実際に住んでみた②

玄関の向きをかえる

リノベ前の家は、道路の向かって引き戸の玄関扉がついていました。
玄関扉を出てすぐ道路、そのうえ軒も無しではあまりに不便です。そこで、玄関扉を横向きにして、玄関ポーチのスペースを確保、ベランダの下になりポーチは雨に濡れないようにしました。

ただ、もともと玄関扉だったところを新たに外壁で塞ぐ必要があります。外壁が増えた分、そこを塗装する必要があるのですが、塗装の古い部分と新しい部分があると、どうしても色味が変わってしまい悪目立ちしてしまうので、全面的に塗装をしなおす必要がありました。それだと、若干予算オーバーになってしまいます。
そこで、新しい外壁部分を敢えて全く違う色することにしました。これなら、色味の違いが悪目立ちすることなく、全面塗装よりも安くつきます。敢えて違う色にしても、家全体で見た時、意外とそんなもんかな、と思えて悪くわないと評価しています。

ちなみに、もとの塀を半分だけ残してあります。この裏はダンボール等の資源ごみの保管スペースに活用しています。

洗濯機置き場はベランダに

古い家にありがちなことですが、室内に洗濯機置き場がありませんでした。学生時代に住んだ安アパートが室内洗濯機置き場がなく、冬は寒くてとても嫌だった思い出があります。本当は室内洗濯機置き場が欲しかったのですが、どうしてもしっくりくる置き場所がとれず、洗濯機置き場はベランダにせざるを得ませんでした。

せめて冬の寒さを軽減したいと思い、ベランダにポリカの波板で簡単なサンルームを作りました。これくらいの工事であれば大工仕事で可能なので、リノベ工事に組み込んでもそこまでのコストアップにはなりません。
実際に使ってみると、ベランダの日当たりがいいこともあって冬でもそこまで寒くありませんでした。ベランダに洗濯機があると、洗濯物を出してその場で干せるため家事の時短になって、寒い時期以外は、こちらの方が便利です。

リノベで失敗したと思うこと

当然、リノベ工事して上手くいったことばかりでもありません。特に失敗したと思うことは、コンセントの数と位置です。
コンセントが不便という経験はしていましたし、最近は昔よりも使う電化製品も増えていて、コンセントは増やさないといけないことは分かっていました。リノベの打ち合わせの際も、使い方を想像しながら、必要そうなところにはコンセントを設置してもらうようにはしたのですが。それでも、実際に住んでみると、やっぱり不便に感じることはちょくちょくあります。

今にして思えば、打ち合わせの際に「他にコンセントを設置できるところはありますか？」の様な聞き方をして、出来る限り多く設置しておけば、と思っています。特に、広いLDKは壁から離れた部屋の中央部分にコンセントが無く、スマホの充電器や卓上IHコンロのコンセントで不便を感じます。