「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか?」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。
そこで、空き家をリノベしようか?と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。
目線の届く空間
リノベ前は、DKと和室、玄関ホールに分かれていた1階の間仕切りを取り払い、一続きの大きな空間としましたが、家の中央には階段がありそのままでは視線が遮られてしまいます。
そこで階段をスケルトンにしてみてはどうか?と考えたのですが、階段の壁の中には筋交いが入っていて、家全体の強度へのが大きく、スケルトンは難しいとなりました。
そのため、階段の両脇と下面に合板を張ったコの字断面の構造で、筋交い入りの壁のかわりの補強部材にすることにしました。構造上必要ない部分の間仕切り壁は取っ払い、出来る限り視線が通るようにしています。
さらに、階段下の空間は収納を作るのが一般的だと思いますが、そこも間仕切り壁は作らず、必要な柱だけにしています。
階段下収納を設けなかったので、大容量の収納がありません。物が多いと困りそうですが、私の場合は、男の一人暮らしで物も少ないのでそこまで問題はありません。
キッチンも対面型にして、ホームパーティーの準備中にもゲストと会話できるようにしています。また、人数が少なければカウンターでも、ともくろんでいましたが、今の所、そういう機会はありません。
対面キッチンの立ち上がり壁は手元が隠れるように110cm高にして、その高さでカウンターも設えたのですが、実際に使ってみると、110cmのカウンターは高すぎたと思っています。丁度いい高さのカウンターチェアが見つからず、DIYで自作した物を使っています。
感染対策は万全に
今のご時勢、人を呼んで遊んだりするとなると、どうしても避けて通れないのが感染対策です。
一階を大きな一つの空間にしているため、色んな方向に窓があり、キッチンには換気扇もついているため、換気に困ることはありません。
また、玄関入ったら目の前に洗面台があると、来客の際に自然な流れで「手、ここで洗って下さい。」とお願いできます。これが、家の奥に洗面所があって、そこの洗面台でとなると、お客様にも手間になりますし、プライベートのエリアに他人をあげるのも気が引けます。
洗面台は、ボールと蛇口、それに棚板付きの鏡だけ、というシンプルな物にしています。収納等の充実した立派な洗面化粧台でなくても、個人的には別に困ることはありません。
次回も実際にリノベした家に住んでみた感想をお伝えしたいと思います。
過去の記事
第1回 空き家を買ってリノベしよう!と決心する
第2回 どんな家に住みたいか考える
第3回 予算はいくらか考える
第4回 リノベできそうな空き家を探す
第5回 リノベーションの詳しい打ち合わせをする
第6回 住宅ローンを申し込む
第7回 工事の現場を見に行く
第8回 リノベ物件のイメージに合うインテリアを買う
第9回 DIYで新居を充実させる
第10回 住宅ローン控除の確定申告をする
第11回 土間リビングのある家に実際に住んでみた
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この記事を書いた人
よくばり売却 豊中北店 きどころ
もともとは、普通のサラリーマン。
空き家問題に興味を持ち、空き家をリノベして居住中。
現在は空き家問題解決の一助になれればと、
「よくばり売却」にて空き家・築古住宅の売却のお手伝いをしています。