オーエス株式会社(本社:大阪市北区、取締役社長:高橋秀一郎(※))は和歌山県白浜町にて、空き家活用を通じた地域活性とエリア価値向上を目指す取り組みとして、空き家の所有者から物件を借り受けてリノベーションし、短期の移住体験や仕事・観光での滞在など様々な用途に利用できるシェアハウスの運営を開始した。
■背景
当社は2020年より、白浜町にある銀行の保養所であった物件をリノベーションしたリゾートサテライトオフィスビル「ANCHOR(アンカー)」の運営を行っています。ANCHORの施設コンセプトである「CYCLE BUILD:サイクルビルド(循環を生み出す=ヒト・モノ・コトの循環の起点として機能していく)」のもと、入居企業様と地域住民の方との交流会や、和歌山県で活動するアーティストを招いたワークショップなど、地域と人が繋がる様々な取り組みを行ってきました。
こうした活動を和歌山県や白浜町と協力して実施し連携を深めていくなかで、「関係人口や定住人口を増やしたい」「白浜町で働くようになった方と従来からの地域住民との相互理解を深めたい」という自治体が抱える課題を共有するようになり、一方で和歌山県では社会課題となっている空き家の数が多く、空き家率(総住宅数に占める空き家数)が全国でも高いこと、そして白浜町にも未活用の空き家物件が多くあることも改めて認識しました。
こうした空き家は費用や労力の面から所有者自身で有効活用するにはハードルが高く利用が進んでいない状況にあり、当社では本取り組みを通じ新たな地域課題の解決に繋げたいと考えました。
■空き家活用について
本スキームでは、空き家オーナーと当社間で賃貸借契約を結び、当社の費用負担で物件を補修することで、空き家活用コストをかけたくない所有者側の課題を解決します。その後、空き家活用のサブスクリプションサービス「ADDress(運営会社:株式会社アドレス)」等に物件情報を提供し、短期の移住体験、ワーケーションや観光での滞在、ノマドワーカー(※1)やアドレスホッパー(※2)など多拠点で生活する方など幅広い需要に対応していきます。また、当社が運営するANCHORの利用者向けの滞在施設としても連動をはかっていく予定です。
こうした物件活用を通じて地域の関係人口を増やしていくとともに、将来的には利用者に地域の魅力を伝え、地域コミュニティとの交流を通じた相互理解をはかることで、エリア全体の活性化に繋げていきたいと考えています。
(※1)遊牧民のように場所を移動しながら働くスタイルをとる人
(※2)定住する特定の家を持たずにさまざまな場所を転々としながら生活する人
■物件情報物件名:シェアハウス白浜栄
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町栄977番地3
(JR紀伊富田駅徒歩5分)
面積:木造瓦葺2階建207.16平方メートル(62.66坪)
特徴周辺はホームセンターやスーパーがあり生活施設は充実。
川や海も近く自然環境にも恵まれています。
URL: https://address.love/
※ご予約にはADDressの会員登録が必要です。サイト上では「ADDress白浜B邸」と表記されています。