函館の赤レンガ倉庫をリノベートしたホテル「NIPPONIA HOTEL 函館 港町」が第26回函館市都市景観賞を受賞 #函館赤レンガ倉庫 #ホテル #函館

バリューマネジメント株式会社(本社:大阪府大阪市、代表:他力野 淳、以下当社とする。)が展開するグループブランド「VMG HOTELS & UNIQUE VENUES」のひとつ、同社が運営を手掛けるNIPPONIA HOTEL 函館 港町が第26回函館市都市景観賞を受賞。2023年2月24日(金)に表彰式が開催された。

授賞式写真:函館市公式サイト
  • 第26回函館市都市景観賞 受賞内容

NIPPONIA HOTEL 函館 港町は、北海道函館市の赤レンガ倉庫群地区に位置する、かつて昆布問屋の倉庫として活用されていた建築物をリノベーションしたホテルです。赤レンガの壁や柱梁をできるだけ保存しながら再生し、全9室の客室を備えるホテルとレストランとして2021年4月に開業しました。

函館港は1859年に横浜港や長崎港とともに日本で最初の貿易港として開港した貿易の要衝であり、異国情緒豊かな函館特有のまちなみが形成された港を中心とするエリアは、現在は伝統的建造物群保存地区にも指定されています。函館の倉庫建築は、交易で栄えたこの地ならではの象徴的な建築物です。しかし歴史的に貴重な存在であり観光地の中心に位置しているにもかかわらず、本来の役目を終えた倉庫はその後長期間利用されてきませんでした。

「観る文化財から利用する文化財へ」 の展開を通じて地域固有の歴史や文化を未来へ紡ぐことを目指す当社は、赤レンガ倉庫を活かしたリノベーションを提案。古い建物を使うリスクは高く、なかでもレンガ建築特有の耐久性の低さをどのように改修するかが大きなテーマとなりましたが、設計や施工の高い技術でそうした課題をクリア。往時の名残である倉庫を活かして内装を作り込むことで、周辺の環境にも溶け込みながら港町の歴史を宿す唯一無二のホテルが誕生 しました。

そしてこの取り組みが函館の景観形成に寄与している点を評価いただき、この度の受賞となりました。

NIPPONIA HOTEL 函館 港町は、歴史的資源を活用した函館の象徴的なホテルとしてこれからも地域や観光客に愛され続けることで、建築そして函館固有の文化が後世に残っていくことを目指します。


【受賞概要】

NIPPONIA HOTEL 函館 港町(北海道函館市豊川町11番8号)

 ■運営者 バリューマネジメント株式会社 代表取締役 他力野 淳

 ■所有者 株式会社魚長食品 代表取締役 柳沢 政人

 ■設計者 株式会社NOTE 代表取締役 藤原 岳史

 ■施工者 トール・ハウス株式会社 代表取締役社長 山﨑 徹

函館市公式サイトより

  • 評価のポイント

伝統的建造物群保存地区内の一角にある、ベイエリアの古い倉庫をリノベーションしたホテル。既存の外壁モルタルを掻き落とし、本来のレンガ造りの外観を復元した姿は、港町函館を代表する地区に相応しい佇まいを醸し出している。

また、ホテルとして主張せず、決して突出して目立たない外観は、隣接する伝統的建造物群と調和することで、建物自体の高級感も創出している。

ベイエリアの景観の向上のみならず、地域としての価値を外側まで拡げ、深さを増すことに貢献しており、優れた都市景観形成に向けた秀逸なモデルである。

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