■「首都圏から最も近い田舎」で「里山・里海の自然との繋がり」を体感できるいすみ市
千葉県いすみ市は、都心からJR特急わかしおでわずか70分の距離感にありながらも、豊かな里山・里海に恵まれ、人々の「自然と共生する暮らし」への意識が高く、これまでも「住みたい田舎ランキング(宝島社「田舎暮らしの本」)でも6年連続で首都圏エリア総合1位を獲得してきた、「東京に近い、自然と繋がる暮らしを体験できる田舎」としての評価が高い地域です。
いすみの海は、水深の浅い「器械根」が20km先の沖合にわたって続くことで、多様な生き物が生息できる「生物多様性の宝庫」となっており、長年にわたり人と自然とが共生しながら暮らしを営んできました。
里山についても、農薬と化学肥料不使用(いわゆるオーガニック)栽培での米・野菜を育てる意識が高まりつつあり、人と自然の共生の場としての「里山」の意義や、自身の暮らしを見直す人が増えています。
例えば、市内小中学校の給食では地元産の無農薬無化学肥料の有機米「いすみっこ」が使われ、給食用野菜でも地元産オーガニック野菜を導入し始めており、生物の多様性を育む農業を育てようとしている地域として、全国からも注目を集めています。
■南房総国定公園をテーマに「人と自然との繋がり」を体験できる「大人の社会見学ツアー」を実施
今回、こうしたいすみ市での「人と自然が繋がる取り組み」を多くの方に知っていただき、南房総国定公園の今後のさらなる滞在型観光の推進にもつなげていくため、1月21日(土)ー22日(日)の1泊2日の日程で、「『人と自然との繋がり』を知る、南房総国定公園 大人の社会見学ツアー」を実施いたします。
当日は、
①親潮と黒潮がぶつかり合う日本有数の漁場である南房総沖での里海グルメを堪能し、
②いすみ市大原エリアの漁港を散策したり、大原漁港で毎週日曜開催される「港の朝市」を楽しみながら、地域ならではの里海の暮らしを学び、
③最後に、千葉県立中央博物館・海の博物館や勝浦海中公園に行き、南房総国定公園地域の自然をより詳しく、体系的に学ぶことができるツアーを行う予定です。
なお、今回のツアーはモニターも兼ねて実施するため、ツアー参加費無料にて、限定3組様向けにご案内します。
■今後の展開
今回のツアーをきっかけとして、ツーリズムいすみでは、「首都圏から近い自然豊かな田舎」いすみ市における自然体験型観光を国内外より多くの方々に体験していただくべく、準備を進めてまいります。
南房総国定公園には多くの自然が残されており、こうした貴重な自然の将来世代にわたる保護のためにも、まず多くの方々に南房総の自然を知ってもらい触れていただくためのコンテンツづくりやファンづくりの取り組みを進め、その上で、そうした観光事業からの収益の一部を自然保護に充てるための持続可能な観光・地域社会の仕組みづくりを整備し、SDGs達成に向け推進してまいります。
■地域DMO「ツーリズムいすみ」出口幸弘代表理事のコメント
今回のツアーでは、まず皆さまにいすみ市の魅力的な海産物をぜひ堪能していただきたいと考えています。いすみの二大海産物はイセエビとマダコです。マダコは特にこの季節、柔らかいのに歯応えがあり、甘味たっぷりで最高のシーズンです。
イセエビも、身が締まり天下一品と謳われるほど、ぎっしりと旨味が詰まっています。そうした食の魅力や自然の魅力を通じて、この地域がこれまで営んできた、これからの時代に必要となる「人と自然の共生」について、ぜひ考えていただければと思います。
今後も、ツーリズムいすみでは、新しい取り組みを積極的に行い、地域内外のお客様にいすみの魅力をお伝えできるよう尽力してまいりますので、ご期待ください。
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