ベンチャーサポート不動産株式会社は、「不動産相続の難しさ、相続時に苦労・大変だったこと」に関する調査を実施した。
<不動産相続の難しさ、相続時に苦労・大変だったことに関する調査結果トピックス>
- 不動産相続時、約4人に1人はトラブルや問題が発生!
- 約半数は、トラブルや問題回避のために、事前に親や兄弟、親族と話し合えば良かったと回答
<調査概要>
1. 調査方法:ゼネラルリサーチ株式会社のモニターを利用したWEBアンケート方式で実施
2. 調査の対象:ゼネラルリサーチ社登録モニターのうち、首都圏在住(一都三県)の相続経験者(40代~60代男女)を対象に実施
3. 有効回答数:1,010人
4. 調査実施期間:2022年9月13日(火)~2022年9月14日(水)
- 不動産相続時、約4人に1人はトラブルや問題が発生!
首都圏在住(一都三県)の40代~60代の相続経験者、男女1,010人を対象に調査を実施。
まず、不動産相続時においてトラブルや問題が生じている割合を調査した。
結果、約4人に1人の割合で、何らかのトラブルや問題が生じていた(かなり生じた7.8%、ある程度生じた15.3%)ことが分かった。どのようなトラブルや問題が生じたのか聞いたところ、
・所有者であった父親の田舎の役場から色々と書類を集めなければならなかった(40代/女性/パート・アルバイト/千葉県)
・家を売ってお金に換えて平等に分けたいという意見と、生まれ育った家を売りたくないという意見に分かれてしまい収拾がつかなくなった(50代/女性/会社員/東京都)
・国の調査で二世代前の相続が発覚し、相続対象者が複数にわたったため、放棄手続きなどに支障をきたした(50代/男性/会社員/埼玉県)
・複数ある物件を個別に分ける計画で取り組んだが、評価額を巡って諍いが起きた(50代/男性/会社員/埼玉県)などの回答が得られた。
続いて、トラブルや問題が「まったく生じなかった」と回答した人以外に、「不動産相続時に起きたトラブルや問題は解決できましたか?」と質問したところ、9割近くが解決した(すべて解決できた43.5%、ある程度解決できた43.7%)と回答した。
どのようにトラブルや問題を解決したのか聞いたところ、
・個別に相続するのをやめて均等に共有名義にすることにした(50代/男性/会社員/埼玉県)
・3年間の調停を経たうえで通常裁判で和解に至った(50代/男性/公務員/埼玉県)
・対象不動産の所在地域の司法書士法人(親類縁者)に依頼して放棄手続きを進めてもらった(50代/男性/会社員/埼玉県)
・信託銀行から司法書士や税理士を紹介してもらった(60代/女性/主婦/東京都)などの回答が得られた。