■サービス立ち上げの背景
長年にわたり利用されていない「遊休地」が地方過疎化や少子化の影響により近年増加しており、手付かずの山林や別荘地、農地など「売りたいのに売れない」負動産(負債と化した不動産)が日本全国に溢れています。
一方で、遊休地の情報はほとんど市場に出回っていません。これは多くの不動産会社が、遊休地・遊休不動産には買い手がつかない、もしくは安価でしか取引されないと売却活動自体を諦めてしまっているためです。
しかし、キャンプブームや二拠点居住、週末移住などのライフスタイルの変化が後押しとなり、遊休地に新たな活用法が見出されつつあります。
負動産の課題の本質は「買い手がいない」ことではなく、「物件情報が出回る機会がない」点です。そこで遊休地の情報をオープンにし、煩雑な手続き抜きで売買ができる、遊休地に特化したCtoCプラットフォームを立ち上げました。
■フィールドマッチングとは
フィールドマッチングは、空き地・空き家、余っている土地などの「遊休地」を、個人間取引を実現するプラットフォームです。0円から気軽に個人間での不動産売買が可能です。
<フィールドマッチングの特徴>
①遊休不動産の売買が誰でも簡単セルフサービス
不動産会社の運営による万全なサポート体制で、不動産の知識や売買の経験がない方も気軽に取引を始めることができます。しつこい営業もなく、利用者のペースで直接売買ができます。
②成約するまで手数料無料
当サービスは、売り手・買い手ともに取引が成立するまでの間は手数料がかかりません。取引成立時の手数料等も明瞭な料金設定で、最後まで安心して取引することができます。
※名義変更(所有権移転登記)時の登記費用、オプション利用料を除く
③初心者にも安心な取引システムと充実したオプションサービス
物件の特性に合わせて自動的に契約書が作成されるなど、スムーズな取引をサポートする独自システムをご用意しています。さらに、各専門家による支援オプションも多数ラインナップしています。
■当社事例:フィールドマッチングによる遊休地の活用法
長年放置されてきた負動産に新たな活用法が見出されています。
【事例①】境内だった雑木林が「シイタケ栽培用地」に
寺院の元境内だった山林1,200坪。道路に接しておらず、山林単独では使い道も無く、強風で倒木するたびに、墓を破損させるなど、維持経費ばかりが膨らんでいる状態。
⇒造園業の個人の方がシイタケ栽培用地として購入。仕事柄、木々の管理も熟知していたため、売り手・買い手・近隣住民の三方よしな取引でした。
【事例②】数十年放置していた山林が「キャンプ用地」に
郊外の集落の一角にあった山林1,400坪。取得経緯は不明のまま、家族が相続で所有してきたものの、特に管理もできないまま、竹を中心に木々が鬱蒼と生い茂り、手付かずの状態。
⇒自然体験アクティビティを提供している法人が、貸しキャンプ場用地として購入。民家も近接していたことから、近隣に迷惑をかけない運営体制を意識しながら、敷地の整備も丁寧に行った結果、近隣住民とも良好な関係を築きながら事業運営を継続。
【事例③】土砂崩れの迫った荒廃別荘地が「週末移住拠点」に
別荘利用者も激減し、荒廃しはじめた別荘地内の土地36坪。原野商法ビジネスで騙されて購入し、その家族が相続で取得。高台で眺望は良いものの、隣地は土砂崩れで崩壊しており、所有しているだけでリスクがある土地。
⇒自分の時間を楽しむための小屋の建築を目的とした個人の方が、週末移住拠点として購入。土木関係者で、地盤改良などの知識も豊富だったため、物件のリスクと買い手の知識がうまく合致し、円満な取引に。
■不動産マッチングの流れ
〜出品の流れ〜
①サイト(https://fieldmatching.com/)にアクセス
②物件登録
③出品
〜売買の流れ〜
①購入検討者が、出品者へ問合せ
②出品者・購入検討者の間でチャット取引開始
③契約書面作成~契約合意
④司法書士と、名義移転(所有権移転登記)の書類授受
⑤代金授受・名義移転を実行し、取引完了
■β版(試験運用版)での機能、できること
β版:会員登録・物件登録・物件検索
本リリース版:上記に加え、出品者・購入者同士のチャット機能、契約書面作成・合意、取引終了まで全ての機能
■取材のご案内
取材は随時受け付けております。ご案内を送付いたしますので、メディア関係者の方は下記までご連絡ください。
info@fieldmatching.com
■フィールドマッチング
公式サイト:https://fieldmatching.com/