未来志向で三方よしの精神を学ぶ。古民家や商人屋敷をリノベーションした宿泊型研修施設「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」が2022年夏オープン決定 #古民家 #ホテル #東近江市

ベンチャー、大企業のスキルアップの場として築150年超の文化財建築「外村宇兵衛邸」を活用するフラッグシッププロジェクト


滋賀県東近江市と株式会社NOTE(所在地:兵庫県丹波篠山市 代表取締役:藤原岳史 以下「NOTE」)の出資により設立された「株式会社いろは(以下「いろは」)」は、東近江市五個荘金堂町において、「ビジネスを休んで、商いを学ぶ宿」をコンセプトとした宿泊型研修施設「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」の開業を2022年夏頃に予定している。
本事業は、東近江地域の交流人口拡大、持続可能な開発への貢献を目指しいろはが手掛ける最初のプロジェクトとなる。

昨今、グローバルに持続可能性の重要性が高まる中で、近江商人の理念である「売り手よし、買い手よし、世間よし」という「三方よし」の考え方が改めて注目を集めています。

近江商人屋敷と五個荘の町並みには「三方よし」が象徴する近江商人の叡智が脈々と息づいていることから、「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」では、宿泊するお客様が自分事として「三方よし」を体感し、これからのワークライフに活用していく為の契機を提供することを目指します。

その為の体験プログラムの開発を進めており、開業時には第一弾として近江商人屋敷と町並みから近江商人の叡智を紐解くウォークツアープログラムを提供開始します。

今後いろはは、文化財の保全と活用の両立を超えて、日本のローカルエリアに残る、自然と人とが共存するエコシステムの可能性を世界に発信すべく、外部との協業も模索しながら事業を進めていきます。

目次

NIPPONIAブランドで宿泊型研修施設事業を始める理由

五個荘金堂エリアは「近江商人の叡智」が建築や町並みに目に見える形で引き継がれており、市内でも貴重な地域である一方で、建物の維持にかかる多額な費用や相続の問題で空き家化が進んでおり、将来的な景観の維持、引いては地域全体の暮らしの維持が課題となっています。

そこで、古民家等地域資源の活用によりその土地に根付く暮らしや文化の継承を実現するNIPPONIA事業を金堂エリアでも展開し、建物、町並み、地域文化を持続させるための仕組みを構築するに至りました。

NIPPONIA事業では「暮らすように泊まる」をコンセプトとした地域内分散型ホテルの開発を得意としていますが、今回の五個荘での事業においては、近江商人の精神を育んだ土地という背景を重視し、NIPPONIA事業としても初の試みとなる企業向けの宿泊型研修施設としての開発を行いました。

施設の利用や地域への滞在を通して文化資源についてのより深い理解を促すことで、企業に対しては新しい視点や考え方を提供し、またその体験を契機に、少しでも多くの企業が、五個荘に限らず国内の文化財の保全・活用事業、地域の持続可能性事業などに参画する動きに繋げていきたいと考えています。

「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」の特徴

1.近江商人屋敷「外村宇兵衛邸」


東近江市五個荘金堂は、近江商人の歴史を映した風格ある町並みが面的に残る景観で知られ、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。外村宇兵衛邸は江戸時代後期に東京・横浜・京都・福井などに支店を置き呉服類の販売を中心に商圏を広げ、明治時代には全国長者番付に名を連ねるなど近江を代表する豪商としての地位を築いた近江商人の家屋です。
金堂エリアの中でも代表的な歴史的建造物の一つであり、主屋は万延元年(1860)建築で築約150年、素朴な外観でありながら贅を凝らした造作を有する近江商人屋敷の特徴的な建物となっております。長い歴史の中、石組や飛石などに優れた技法がそのまま残された見事な庭園は必見です。


2.   滞在を通して近江商人の叡智を学ぶ

長閑な田園に囲まれた立地、一続きの座敷、古民家ならではの陰影など建物が持つ非日常の空間に加え、近江商人の教えが浸みこんだ土地柄という地域の特性を尊重し、通常の宿泊施設機能ではなく、シアタールームとして再設計した蔵や、大人数での研修や勉強会が可能な一間続きになる田の字の間取りなど、ビジネスパーソンが「三方よし」を起点に「これからの商いを学ぶ」ための機能を備えました。
 

3. 「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」活用プログラムの共創パートナーの募集

今後、株式会社いろはでは、未来に向けて“売り手によし、買い手によし、世間によし”の「三方よし」の思想を拡張し、世界に発信するためのプログラムの開発を進めるべく、プロジェクトに参画していただける共創パートナーを募ってまいります。詳細については確定次第、順次発信してまいります。

 

企画者からのコメント

【東近江市】
本市は、鈴鹿から琵琶湖まで森里川湖がつながる多様性のある自然と千年を超える奥深い歴史文化を有するまちであり、中でも五個荘は「三方よしの精神」の根源となる近江商人発祥の地です。この度、国の重要伝統的建造物群保存地区内で本市所有の近江商人屋敷外村宇兵衛邸を改修し、㈱いろはにより長期スパンで分散型ホテル事業を展開します。この取組は、文化財の保存という概念にとどまらず貴重な地域資源を磨き上げるもので、五個荘金堂地区での新たな人の流れを期待し、本市の活性化にもつなげるチャレンジングな事業と捉えています。

【株式会社NOTE】
NOTEは、地域の歴史や暮らしを継承することを目的に古民家等の歴史的・文化的資源を活用した分散型宿泊施設を中心とした開発事業を全国各地で展開しています。今回事業に取り組む東近江・五個荘エリアは琵琶湖文化を土台にこの地域独自と言える近江商人文化を育んだ特徴的な地域です。今回の事業を機に、東近江全体の歴史文化資源の継承と活性化に繋げていけるよう取り組んでまいります。

施設概要

・施設名:NIPPONIA 五個荘 近江商人の町 外村宇兵衛邸
・施設住所:滋賀県東近江市五個荘金堂町631
・開業予定:2022年夏頃
・客室数:1棟貸し(最大10名まで利用可能)
・アクセス:お車でお越しの場合「八日市IC」より約20分、公共交通機関でお越しの場合JR東海道本線「能登川駅」下車、近江バス「ぷらざ三方よし前」下車徒歩約5分

株式会社いろは概要

・会社名:株式会社いろは
・設立:令和4年1月26日年
・代表取締役:藤原 岳史(株式会社NOTE)
・資本金:1,000,000円
・所在地:滋賀県東近江市五個荘金堂町200番地3
・出資者:株式会社NOTE、東近江市

NIPPONIAとは

NIPPONIAは、「なつかしくて、あたらしい、日本の暮らしをつくる」という理念のもと、その土地に残る空き古民家等を店舗や宿泊施設として再生させることで地域を活性化し、それにより地域の暮らしが歴史的文化的資源とともに次世代に継承されることを目指す株式会社NOTEの事業です。2021年5月時点で国内の27地域で事業を展開しており、今後2025年度までに合計50地域まで拡大することを目指します。

NIPPONIA事業では、地域に根差した持続的なまちづくり事業を行うため、地域行政、地元企業などと連携して地域毎にその地域だけの事業主体を構築し、地域に寄り添った体制で事業に取り組むことを特徴としています。


未来志向で三方よしの精神を学ぶ宿泊型研修施設「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」2022年夏オープン決定 | 株式会社いろは

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000102494.html

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