「アルバイトとボランティアのあいだ」の働き方で、多様な就労機会を提供
一般社団法人NIMO ALCAMO(東住吉区、代表理事:古市邦人)は、コロナ禍の環境変化により休職中・離職中の方を対象に、空き店舗を間借りして飲食店で働くことを試す「しごとの間借りプロジェクト」を6月15日より開始する。
「しごとの間借りプロジェクト」は、飲食店の空いている時間帯を間借りし、専門家のサポートを受けながら「アルバイトとボランティアのあいだ」という独自のワークシェア制度(※)で飲食店を運営するプロジェクト。場所を間借りするように、「しごとを間借り」する。普段とは違った世界で働き暮らす自分を試し、働き始めるきっかけをつくります。
目次■プロジェクトの特徴
① ワークシェアで一人ひとりの業務負担少なく
休職中・離職中の方が段階的に就労のステップを踏んでいけるように、業務をシェアし一人ひとりの報酬は少なくなる代わりに業務負担が減る、独自のワークシェア制度を導入します。② 仲間と対話しながら、働き方を考える就労支援プログラム
参加者は、自分に合った働き方や暮らしについて探求する対話プログラムも並行して受講します。プログラムにはカウンセラーや公認心理師が伴走し、必要に応じたサポートを行います。③ プロの料理研究家がメニュー開発からサポート
販売するメニューは料理研究家の立ち会いのもとレシピ開発から取り組みます。夏のオープンへ向けて、台湾かき氷専門店、バターカレー専門店を間借りでオープンさせます。■対象者・期間
募集人数:計10名
対象者:現在休職中・離職中の概ね18〜34歳の若者。
期間:【第一期】2022年6月15日〜2022年10月13日/【第二期】 2022年11月3日〜2023年2月23日
※第一期の参加者は6月10日まで募集。■プロジェクトの流れ
STEP1 個別相談会参加
個別相談会の申込みフォームもしくは電話でご予約いただきます。STEP2 個別面談
参加ご希望の方へはおひとりずつ面談を行います。
※応募多数の場合は選考。STEP3 プロジェクトスタート
メニュー開発から運営まで、専門家の立ち会いのもと店舗の運営を行います。(週1〜2回)
ポップアップ出店や、過疎地域への出張出店も企画。STEP4 定期的な振り返りの時間
店舗運営と並行して、自分のキャリアを考える対話や個別面談を定期的に行います。(月1回程度)STEP5 プロジェクト終了
キャリアコンサルタントと4ヶ月間の学びを整理し、次の一歩を踏み出すサポートを行います。■実施の背景
コロナ禍で「宿泊業、飲食サービス業」が受けた影響は産業別で最も大きく、就業者数が2021年平均で対前年比22万人減少し(労働力調査)、若者にとっての身近な就労機会の損失に繋がりました。コロナ禍で休職・離職した若者へ、身近に「多様な就労機会」をつくることで、働きはじめるきっかけをつくります。(※)ワークシェア制度について
雇用契約ではなく、業務委託契約を結び店舗運営を委託します。参加者には時給ではなく、売上の一部を分配する報酬制度を導入。アルバイトよりも手取りは減りますが、数人で業務をシェアすることで負担を減らし、自分達のペースに合わせて無理せず働くことを目的としています。アルバイトでは無いからこそ余白を作れ、ボランティアで無いからこそ適度な責任感が生まれる。プロジェクトでは、このワークシェア制度を「アルバイトとボランティアのあいだ」と呼んでいます。
参加者は業務中の怪我に備えた傷害保険に加入します。■主催・助成
主催:一般社団法人NIMO ALCAMO
助成:本事業は、休眠預金を活用した新型コロナウイルス対応支援助成「若者の「コロナ失職」包括支援プログラム」を受けて実施します。
紹介記事:https://note.com/nimoalcamo/n/na56f5f9c663e
空き店舗を活用し、休職者・離職者が働くきっかけをつくる「しごとの間借りプロジェクト」が6月15日からスタート | 一般社団法人NIMO ALCAMO