サプライチェーンにおける環境対策や人権配慮などに対する社会的要望が高まる中、経済、社会、環境の三つの面で課題に取り組むことは、ビジネスチャンスの獲得や従業員満足度の向上などにつながります。特に中小企業にとっては、これらの課題に対応することは経営リスクの回避となります。
そのため東京都は、令和4年度から金融機関と提携し、サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)を活用した事業に取り組んできました。この度、新たにポジティブインパクトファイナンス(PIF)を支援対象に加え、事業をさらに拡大します。
このプロジェクトでは、募集対象となる金融機関の要件は以下の通りです:(1)本店が東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県のいずれかに存在すること、そして(2)都内の中堅・中小企業に対してSLLやPIFを提供する見込みがあること、またはSLL、PIFのフレームワークをすでに策定しているか、令和5年度内に策定予定であることです。
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