「独身だけど自分の家が欲しい。」「家賃を払い続けるのはもったいない。」そう考えるシングルが増えているそうです。一方で、「そうは言っても先立つ物が。」「この先何十年もローンが払えるんだろうか?」そんなお金の不安もついて回ります。築古の空き家を買ってリノベすれば、新築と比べて低コストで家が手に入る、と言われています。そうはいっても空き家って怖い、と二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。
そこで、空き家をリノベしようか?と悩んでいる方に少しでも参考になればと、この記事では普通の独身サラリーマンが空き家を買ってリノベした経験から、実際に何をして何を考え、結果どうなったかを紹介しようと思います。
前回の記事
第6回 住宅ローンを申し込む
解体現場で打ち合わせ
空き家の引き渡しを受けたら、さっそく解体工事に取り掛かります。
並行して、屋根の葺き替え工事も行いました。ブルーシートで雨漏りの応急処置をしている状態で、そのままでは家が傷むため、屋根工事は最優先です。
内壁や床などが取り払われ家の構造が露わになった状態で、解体現場へ入って、リノベ工事の詳細の打ち合わせをします。
打ち合わせの内容は、どこにどういう工事をするか、という説明を工務店からしてもらい、現場の棟梁や施主である私と認識をすり合わせるのが主です。
仕様変更がでる
解体現場での打ち合わせにて、設計段階で想定していたのと、風呂場や洗面所の柱・梁の配置が異なっており設計変更が必要になる、という説明を受けました。
また、玄関の向きを変えて元々玄関扉だった所を外壁で塞ぐのに、外壁の塗装が工事の見積もりから漏れていることが分かりました。
出来れば当初の見積もり金額以内でおさめたかったのですが、結局、追加工事費用をある自己資金から手出しすることにしました。
当初の予定通りに出来ればそれにこしたことはないですが、ある程度は予算に余裕を持たせておいて正解だと思いました。
工期が遅れる
現場での打ち合わせを終えて、工期は2月上旬完成で2月中頃の週末に引き渡し、と決定しました。
それに合わせて、2月下旬に引越しをすることにしました。近年、人手不足で引越しの予約は早めしないと難しくなっており、特に3月は繁忙期で値段も高いので、先に引越しの日取りを決めておきたかったのです。
ただ、結果的に勇み足でした。工期が遅れたのです。
建築業界も慢性的な人手不足ですし、その当時はコロナの影響で建築資材や設備の物流がかなり混乱していたこともあり、予定より1ヵ月弱の遅れになりました。
結局、完成内見後の手直し工事は入居後にして、引越し前日に引き渡しを行うことになりました。ただ、入居後の工事の際は、スケジュール調整が必要になる等、手間も多くもう少し余裕を見ておいた方が良かったと思います。
完成内見をする
工期の遅れはありましたが、工事がひとまず完成したので完成内見します。
事前に現場で打ち合わせをしてありましたが、意外にその通りになっていない箇所があります。詳しく聞くと、スケジュールの都合で間に合わなかった物、設備の仕様が合わなくて出来なかった物、単純に工事のミス、等々、いろいろと理由がありました。
不動産屋に手直し箇所のリストを作ってもらい、工事日程の調整をして、その場で鍵の引き渡しまでしました。
その後、不動産屋に手伝ってもらって、事前に用意していた照明やロールスクリーンを設置して、記念撮影をしました。不動産屋のHPで使うかも、とのことです。
次回「新居のイメージに合うインテリアを買う」についてお話したいと思います。
過去の記事
第1回 空き家を買ってリノベしよう!と決心する
第2回 どんな家に住みたいか考える
第3回 予算はいくらか考える
第4回 リノベできそうな空き家を探す
第5回 リノベーションの詳しい打ち合わせをする
第6回 住宅ローンを申し込む
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この記事を書いた人
よくばり売却 豊中北店 きどころ
もともとは、普通のサラリーマン。
空き家問題に興味を持ち、空き家をリノベして居住中。
現在は空き家問題解決の一助になれればと、
「よくばり売却」にて空き家・築古住宅の売却のお手伝いをしています。