〜地方タワマンの満足度は95.6%、6割が戸建てから住み替え、満足理由の最多は「周辺環境」〜
住宅の3Dコミュニケーションプラットフォーム『ROOV(https://roov.jp/)』(※1)を開発・提供する株式会社スタイルポート(本社:東京都渋谷区、代表:間所 暁彦、以下スタイルポート)は、自分名義(共同も含む)で地方政令指定都市のタワーマンション(以下、タワマン)を所有している人111名を対象に「地方タワマン購入者に関する実態調査」を実施した。
- 調査サマリー
- まとめ
過去3年間の竣工した三大都市圏以外のタワマンのシェア率※は、2020年度が20.0%、2021年度が26.2%、2022年度が33.3%と、コロナ禍で右肩上がりとなっています。※
今回、自分名義(共同も含む)で地方政令指定都市のタワマンを所有している人111名を対象に、タワマン購入に関する実態調査を行いました。
地方タワマンを購入したきっかけを伺うと、約6割が「より生活に便利なマンションがいいと思った」や「戸建から住み替えをしたいと思った」と回答。また、地方タワマンを購入した人物像を調査したところ、職業は「会社員」が79.3%で最多、世帯年収は6割以上が「1,000万円以下」であることが分かりました。
地方タワマンを自己居住用として購入した人の95.6%が購入に満足しており、最も多い理由として「周辺環境が良いから」という声が多数挙がりました。
地方タワマンを購入した6割以上もの人が、「戸建て」からタワマンに引越ししており、生活仕様の様変わりが大きいことが満足度が高いポイントともいえるでしょう。
また、タワマン購入時期は「2年~5年以内」の人が多く、会社員の購入者が多いことから、コロナ禍のテレワークでおうち時間が増加し、住居の快適さがより求められ、タワマンの人気が高まっているのではないかと考えられます。
アフターコロナの今でも、テレワーク環境が整備されたことにより地方への移住を検討する方が増加傾向にあることや、高齢化により、郊外に住んでいる方が利便性の高い地方の都市部に移住している傾向もあることから、今後も地方のタワマンは幅広い世代から人気を集めるのではないでしょうか。
※(株)東京カンテイ「2020 年 タワーマンションのストック数(都道府県)」「2021 年 タワーマンションのストック数(都道府県)」より。小数点第二位を四捨五入。2022年度は竣工予定数におけるシェア率。
- 地方タワマン購入のきっかけ、約6割が「より生活に便利なマンションがいいと思った」や「戸建から住み替えをしたいと思った」と回答
「Q1.あなたが、タワーマンションを購入したきっかけについて、当てはまるものを全て教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「より生活に便利なマンションがいいと思った(立地、周辺施設の利便性)」が60.4%、「戸建から住み替えをしたいと思った」が55.0%という回答となりました。
・より生活に便利なマンションがいいと思った(立地、周辺施設の利便性):60.4%
・戸建から住み替えをしたいと思った:55.0%
・タワーマンションに憧れがあった:45.0%
・より居住に快適なマンションがいいと思った(共用設備などの充実):45.0%
・リモートワークが増加した(通勤が減った、家が手狭になった):39.6%
・出身地方へUターンしたいと思った:27.0%
・地方へIターンしたいと思った:24.3%
・地方配属になった:24.3%
・資産性が高いと思った:16.2%
・地方企業に転職した・転職したいと思った:15.3%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
- 他にも「これからの値上がりを期待して購入」や「子供の頃からの夢があり戸建より良いと思った」などのきっかけも
Q1で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q2.Q1で回答した以外に、地方のタワーマンションを購入したきっかけがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=111)と質問したところ、「これからの値上がりを期待して購入」や「子供の頃からの夢があり戸建より良いと思った」など58の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・34歳:これからの値上がりを期待して購入。
・33歳:子供の頃からの夢があり戸建より良いと思った。
・31歳:リモートワークが出来る為。
・50歳:優越感が味わえる。
・41歳:臨時収入が入ったから。
・57歳:これからは、地方の駅近、タワマンの人気が高まると思う。
・39歳:営業にすすめられて。
・35歳:高層階に住んでみたかった。