1-3週間 親子で地域に滞在できる新しい暮らし体験
株式会社キッチハイク(本社:東京都台東区、代表取締役CEO:山本雅也)は、岐阜県美濃市と連携し、地域と子育てご家族をつなぎ、未来を作る留学プログラム「保育園留学®️」を認定こども園「美濃保育園」でスタートした。伝統的なうだつの上がるまち美濃市に、1週間から3週間子どもが保育園に通いながら家族で滞在でき、連携宿泊施設やコワーキングスペースが利用できる暮らし体験。2022年10月末〜2023年3月までの枠を募集開始。美濃市での「保育園留学®️」は、全国4拠点目となる。
昨今、共働きで子育てする家族の割合は年々増加しており、2020年には約70%*1 となりました。仕事と子育ての両立は、これからの社会で重要な課題となっています。リモートワークの登場によって働き方・育児も大きく変化するなか、子育て世代にとって、働きながらより良い子育てをする模索は続いています。
そういった状況のなか、「地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ」をミッションに掲げるキッチハイクは、地域と子育て家族をつなぎ、未来をつくる留学プログラム「保育園留学®️」を展開しています。お子さんにとっては、幼少期に大自然に触れ、心身ともに健やかに育つ環境を。ご両親には、働きながら、子育てしながらも多様な選択肢を。地域には、子育て家族を招き、地域経済への貢献をもたらします。2021年より先駆けて「世界一素敵な過疎の町」を掲げる北海道厚沢部町(あっさぶちょう)で開始し、約1,000組がお問合せ、約130家族が申込。95%がリピートを希望しています(2022年9月現在)。
今回の「保育園留学®️」は、歴史的な街並みが守られている、美濃市中心エリアに1週間から3週間家族で滞在できるプログラムです。お子さんの受け入れ先は、認定こども園 美濃保育園。滞在中は街中の連携宿泊施設をご利用いただけます。清流長良川・板取川が育む豊かな自然や、伝統的なまち並みでの生活を通じて、地域ならではの暮らし体験をお届けします。
美濃市の「保育園留学®️」ページ
https://hoikuen-ryugaku.com/mino
※「保育園留学」は、キッチハイクの商標です。ビジネスモデル特許取得。*1 男女共同参画局「男女共同参画白書 令和3年版」 https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r03/zentai/pdf/r03_genjo.pdf
- 美濃市での保育園留学の特徴
留学先の美濃市は、岐阜県南部に位置し、清流長良川と緑濃い山々に囲まれています。ユネスコ無形文化遺産に登録された「本美濃紙」の産地であり、まちの中心部『うだつの上がる町並み』には、伝統的な建造物が軒を連ねます。豊かな自然と文化といった暮らしの資源に溢れています。
特徴① のびのびとした自然体験と木育体験
美濃保育園は、地域のお寺のなかにある保育園。子どもたちは広々した敷地のなかで、のびやかに遊びまわります。時には森に繰り出したり、畑で育てた季節の野菜を収穫したり。日常的に自然にふれながら過ごします。
また、約80%が森林の美濃市では近隣に先駆けて「木育」を行なっています。美濃保育園の園舎は天然の地元木材製。おもちゃも木ばかり。木と生きる感性豊かな心をはぐくみます。特徴② 伝統的なまちでのコンパクトな生活
保育園・宿泊施設・シェアオフィスは全長1kmの伝統的な「うだつの上がるまち並み」周辺にコンパクトにまとまっています。コンビニや様々な飲食店も徒歩で訪れる事ができ、伝統的なまちでの暮らしを満喫することが可能です。
特徴③ 高付加価値の古民家空間での滞在・仕事
期間中、2ヶ所に滞在できるプランを用意。滞在の半分以上は、和紙の豪商が贅を尽くしてつくりあげた上質な空間である古民家ホテル「NIPPONIA美濃商家町」で非日常な暮らしを体験。もう一つの宿泊地「WASITA HOUSE」には専用キッチンやランドリーが付帯されており、一棟貸しの貸切利用で快適な日常を過ごすことが可能です。
リモートワーク環境として、150年の伝統ある長屋をリノベーションした、まちごとシェアオフィス「WASITA MINO」をご利用頂けます。古民家木造の佇まい、オフィス裏に広がる芝生スペース、和紙で覆われた壁という創造性を掻き立てる空間に加え、高速Wi-Fi、モニター、プリンター等充実した設備の完備により、充実したリモートワーク環境を提供します。
特徴④ 野生を開放して遊ぶ自然遊び
山々に囲まれた美濃では、週末家族で自然とおもいっきり遊ぶアクティビティが満載。森に入り、野生を解放する体験ができる森林総合教育センター「morinos(モリノス)」や、日本三大清流のひとつである長良川での川遊びなどが体験できます。
- 「保育園留学®️」の効果と展望
「保育園留学®️」は北海道厚沢部町で先進的にスタートした事業です。2021年10月に開始後、人口3,500人の町に約130家族が申込。95%がリピートを希望しており、過疎の町の歴史が変わる瞬間を共にしています。また、厚沢部町では「保育園留学®️」を起点に、経済・医療福祉など、地域社会につながるインパクトが生まれています。
事例:現地でのふるさと納税連携による経済循環
「保育園留学®️」に関連して導入された「あっさぶe街ギフト」は、留学時に現地でふるさと納税ができ、その場ですぐに町内の加盟店や保育園留学自体にも使える電子クーポンです。(株式会社ギフティが提供する「e街ギフト®」および「旅先納税®」システムを活用。)集まった寄附は「保育園留学の推進」および「子育て支援」へ活用され、ふるさと納税による経済循環を生み出してます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000006899.html
事例:オンライン診療連携で地域医療の貢献
8月にはオンライン診療小児の時間外の健康相談アプリ「キッズドクター」 と連携。オンライン診療を保育園留学中の家族のみならず、地域住民にも提供をはじめました。過疎地域の医療課題解決を同時に実現する試みとなっています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000006899.html
今後美濃市においても、「WASITA MINO」を運営するみのシェアリング株式会社や、十六フィナンシャルグループおよびNOBUNAGAキャピタルビレッジをはじめ、地域のみなさまとともに「保育園留学®️ 」を発展させ、まちの未来をつくる事業へと育ててまいります。
北海道 厚沢部町の保育園留学®️
https://hoikuen-ryugaku.com/
<新たな保育園留学®️拠点も増えています>
熊本県 天草市の保育園留学®️(9/27公開)
https://hoikuen-ryugaku.com/amakusa
新潟県 南魚沼市の保育園留学®️(9/30公開)
https://hoikuen-ryugaku.com/minamiuonuma
- 関係者のコメント
■美濃市総合政策課 篠田啓介
今回の保育園留学は、地域にある素晴らしい園とともに、ご家族・美濃市、両者にとって未来をつくる取り組みになると希望を持っています。美濃のまちを歩いていると、住民から声をかけられるほど、人と人との繋がりが濃く、温かさを感じることができます。実際に美濃市に滞在していただくことで、美濃市の魅力を感じ、そして美濃市に興味を持ってくれる方が増えていくことを願っています。保育園留学にお越しいただき、ぜひ、美濃市を満喫してください。
■美濃保育 園長 雲山晃成
坂の上の立地が特徴的な美濃保育園は、田舎ならではの自然との触れ合いや素朴さを大切にしています。幼少期の子どもにとって環境が変わることは大きな経験になると考えています。美濃市でしか味わえない環境や、地域の人との関わりを体験してもらい、この地域にも興味を持ってもらえたらうれしいです。美濃市は観光の歴史もあり、地域外の方の受け入れにも慣れていますので、お子様連れにも安心していただける場所だと思います。みなさんの保育園留学、お待ちしております!
■みのシェアリング株式会社 コミュニティマネージャー 橋元麻美
弊社が運営するまちごとシェアオフィス「WASITA MINO」は、美濃市のうだつが上がる町並みの片隅に位置し、築約150年の長屋をリノベーションしてつくられています。「自然、伝統、繋がり息づく豊かな町の暮らしの中で働く」をコンセプトに2021年夏にオープンしました。施設内に一歩入ると木のいい香りが漂い、一面に手すき和紙が貼られた壁があったり、岐阜県産の陶器のタイルがふんだんに使用されていたりと洗練された空間で集中して仕事に取り組んで頂けます。私自身も家族(当時1歳の息子、夫)と共に昨年東京から美濃に移住してきたので、子育て世代の方にとって必要な情報の提供などご協力できることがあると思います。不安なことや分からないことがあれば、いつでもご相談ください。皆さんが楽しく美濃暮らしを満喫できるようサポート致します。
■十六ファイナンシャルグループ(NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社 代表取締役) 峠清孝
初めてお会いした時に、キッチハイクの山本社長から「保育園留学」の話を聞いたときの衝撃は今でも鮮明に覚えています。また、同時に、コロナで疲弊している地域経済に対して、中長期的に地域ファンを創る新たな仕組みを提供できるのではと強く感じたことを覚えています。その後、キッチハイクと十六フィナンシャルグループとの協業がスタートし、岐阜県内の自治体と話をするなかで、「豊かな自然」「美濃和紙に代表される伝統」「温かな人」を兼ね備えた美濃市において念願の「保育園留学」が実現することとなりました。地域には、まだまだ魅力的なリソースが多くあります。今後も地域金融機関の投資会社として、私たちが生活していくこの地域が持続的に発展してけるよう、ベンチャーやスタートアップの投資を通じて、新しいサービスや価値を提案し続けていきたいと考えます。
■株式会社キッチハイク CEO 山本雅也
美濃市、美濃保育園、みのシェアリング株式会社、十六フィナンシャルグループおよびNOBUNAGAキャピタルビレッジ、そして地域の関係者のみなさんと一緒に保育園留学がはじめられることを、大変光栄に思っています。保育園留学には、まだまだ大きな可能性があります。保育園留学は、地域創生の事業であると同時に、これからの社会のあり方を体現する思想です。魅力に溢れる美濃市の保育園留学を通じて生まれるひとつひとつの出会いが、子どもの未来・家族の未来・地域の未来を、よりよくしていくことは間違いありません。保育園留学地域が全国の先進的ロールモデルとなるように、事業パートナーとして引き続き邁進してまいります。
- お問合せ
▼美濃市の保育園留学®️への申し込みはこちら
https://hoikuen-ryugaku.com/mino
▼事業についてのお問い合わせ、取材のご相談はこちら
https://kitchhike.jp/contact
*取材等に関しては、事務局であるキッチハイクが受け付けております。
直接園にご連絡いただいても対応いたしかねますので、ご協力お願いいたします。
- 株式会社キッチハイク 会社概要
株式会社キッチハイクは「地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ」をミッションにした、地域と人生をつなぐ、食と暮らしの発明・実装カンパニー。食を軸に関係人口及び地域価値の創造を目的にした自治体連携サービス「ふるさと食体験」を運営。2021年10月に「ふるさと食体験」の価値から派生した留学プログラム「保育園留学」をリリース。家族ぐるみでの超長期的な関係人口を創出できるということから内閣府の「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」優良3事例に選ばれ、現在2022年10月まで満席でキャンセル待ちとなっている。また、2021年12月には関係人口を可視化・分析する「つながるDX」をリリース。2022年度内に100自治体との連携を目指す。
東京本社:東京都台東区東上野4-13-9 ROUTE89 BLDG.4F
共同代表:山本雅也 / 藤崎祥見
設立:2012年12月(サービス開始 2013年5月)
株式会社キッチハイク:https://kitchhike.jp/
地域と生活者をつなぐ食体験「ふるさと食体験」:https://kitchhike.com/
地域と子育て家族をつなぎ、未来をつくる留学プログラム「保育園留学®️」:https://hoikuen-ryugaku.com/
関係人口特化型SaaS「つながるDX」:https://dx.kitchhike.com/
カルチャーデック・採用情報ページ:https://recruit.kitchhike.jp/
岐阜県美濃市の保育園留学、はじめます。うだつの上がる和紙のまちを、子育て家族が集まる地域|株式会社キッチハイク