【コース】 ※★マークが付いている建物は、近代化産業遺産として認定されています。
六甲ケーブル 六甲山上駅★
※通常非公開の巻上場の特別公開含む
竣工:1932(昭和7)年
構造:3階建地下2階鉄筋コンクリート造
六甲ケーブル開通と同時竣工。コンコースのインテリアや乗客出入口の扇型のポーティコ、軒周りや壁面に取り付くアールデコ風デザインのテラコッタ(陶製装飾)がレトロ・モダンな雰囲気を醸し出している。
六甲山サイレンスリゾート
(旧六甲山ホテル旧館★)
竣工:1929(昭和4)年
設計:古塚正治 ※修復はミケーレ・デ・ルッキ
阪急系の宝塚ホテルの別館として、昭和4年に営業開始。六甲山ホテル旧館は2015(平成27)年に震災に関する安全性考慮のため閉館。その後2016(平成28)年10月に(株)阪急阪神ホテルズから八光自動車工業(株)に譲渡。約2年間をかけた修復工事を終え、2019(令和1)年7月20日にリニューアルオープンした。
ヴォーリズ六甲山荘★
竣工:1934(昭和9)年
設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
関西学院教授の小寺氏の避暑用別荘。
木の家の味わいが感じられる暖炉や食堂のインテリアが秀逸。住む人の身になった工夫が至るところにあり、クロークの中の「引きだし」が88年経過した現在でも狂いが生じていないなど建設当時の匠の技術が伝わってくる。