幕末期の古民家で「相模人形芝居」を披露!国登録有形文化財の古民家で伝統芸能を。「旧中村家住宅(国登録有形文化財)」にて10月には古民家の暮らしを再認識する講演会、11月にはミニ行燈(あんどん)造りのイベントを実施。#近代建築 #有形文化財

相模原市にて、幕末期の希少な和洋折衷住宅である「旧中村家住宅(国登録有形文化財)」(南区磯部1734番地)を舞台にして、9月10日に「相模人形芝居」の公演が行われた。10月には古民家の暮らしを再認識する講演会、11月にはミニ行燈(あんどん)造りのイベントが実施される。

これまでの開催◇古民家園×ストリートピアノ

「相模人形芝居」は、江戸時代から相模国に受け継がれてきた伝統芸能で、一つの人形を三人で操ることで滑らかな体の動きを生み出すことが特徴。300年以上続くこの伝統芸能は国指定重要無形民俗文化財に指定されている。
演目は「三番叟(さんばそう)」で、五穀豊穣、お米や麦などの穀物が豊かに実ることを願って舞う縁起ものの舞を披露し、鑑賞に来られた方は、まるで生きているかのような人形の動きに魅了されていた。

目次

「旧中村家住宅」でのイベント予定

(1)古民家×住育「古民家から学ぶ住まい方」講演会
気候風土に適した古民家の住まい造りや暮らし方を知り、古くから受け継がれてきた伝統技術の現状と共に古民家の暮らしを再認識することができます。

日時:10月22日(土)午後2時~3時30分
定員:15人(申込順)
対象:中学生以上
費用:無料
申込:10月6日(木)以降、市文化財保護課へ電話 (042ー769ー8371)
講師:一般社団法人住まい教育推進協会  金子 和(かず)氏

(2)古民家×伝統技術「ミニ行燈(あんどん)造り」教室
“木組み”という伝統技術を用いて釘を使わずに杉材を組み立て、和紙を貼って行燈に仕立てます。

日時:11月19日(土)午後2時~3時30分
定員:10人(申込順)
費用:500円(材料費込み)
申込:11月7日(月)以降(予定)、市文化財保護課へ電話 (042ー769ー8371)

旧中村家住宅について

イベント開催日以外にも自由に見学することができます。ぜひお立ち寄りください。

旧中村家住宅

所在地:相模原市南区磯部1734番地
開館時間:午前9時30分~午後4時
休館日:月~水(ただし、祝日は開館)及び12月29日~1月7日  ※休館日は外観のみ見学可能
入園料:無料
アクセス:JR相模線「原当麻駅」または「下溝駅」から神奈中バス「勝坂入口」下車徒歩5分
問合せ先:市文化財保護課 (042-769-8371)
その他:駐車場はありません

「旧中村家住宅」は幕末期の和洋折衷住宅で、建築当初は3階建てでしたが、関東大震災後に3階部分は取り除かれ、現在では2階建てとなっています。
建築を手がけたのは鎌倉大工の石井甚五郎で、10年の歳月をかけ完成したと伝えられ、詳細な板図が残されています。
建物の特徴は、1階が整形四間取り(せいけいよまどり)とし、西側に式台玄関を設け、外観は和風の要素でまとまっています。
2階は、外壁を海鼠壁(なまこかべ)とし、洋風の要素として軒を曲線の白漆喰で塗りこめ、正面に縦長の窓を配しています。

※整形四間取り:民家の平面形式の分類のひとつで、土間を除いた居室部の部屋が田の字形に4室並ぶもの
※海鼠壁:壁に四角い瓦を斜めに並べ、その継ぎ目をしっくいで盛り上げて白く塗ったもの

【相模原市】幕末期の古民家で「相模人形芝居」を披露!10月・11月もイベントを実施します|相模原市のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000072959.html

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