▼デザイン・アートが溶け込んだ暮らし
FLEXFORM TOKYO「儚さにある美を巡る時間」
「FLEXFORM TOKYO」ショールームでは“日常”の中に宿る“美”へ、たゆまぬ探究とトレンドに流されない、気品ある美意識の精錬によってさらなる進化を遂げたFLEXFORM NEW COLLECTIONの展示とLights Galleryの鈴木 結加里氏をキュレーターに迎え、言上 真舟・谷川 美音・植村 宏木 3名の若手アーティストの作品を合わせて展示するコラボレーション企画「儚さにある美を巡る時間」を開催。FLEXFORMの普遍的なエレガンスと3名のアーティストが手がける儚い美しさがひとつに溶け合う空間で、アートが溶け込んだ暮らしを体験できる展示となりました。
“DISSECT” Satoshi Kawamoto × Ambientec今年のミラノサローネ国際家具見本市の前夜祭で行われたプライベート晩餐会で会場を彩った、田村奈穂による照明「TURN +(ターンプラス)」とその新作を含む美しいAmbientecの照明作品の数々が、同晩餐会のテーブルトップのスタイリングを担当したプラントアーティスト川本諭との初のコラボレーションとなる空間のなかで「DISSECT(ダイセクト)」と題して開催されました。会場となったLIGHT BOX STUDIO AOYAMAの屋上を含む3層を使い、DISSECT展で発表されたTURNのスペシャルエディション「TURN CRAFT(ターンクラフト)」をはじめ、 小関隆一によるXtal(クリスタル)シリーズや、吉添裕人によるhymn (ヒム)、松山祥樹による「Cachalot(カシャロ)」、倉俣史朗(1934-1991)が手がけた「SAMBA-M」の復刻となる作品なども展示され、美しい世界観を堪能できる展示となりました。
ARIAKE with LEKLINT / Bang & Olufsen / BELAIRLAB
家具の町、佐賀県諸富町のレグナテックと平田椅子製作所が立ち上げたグローバル家具ブランド「ARIAKE」は、今年ミラノサローネに初出展した2022年新作コレクションを発表。また、照明ブランドLE KLINT(レ・クリント)とのコラボレーション作品は、様々なフォルムやデザインのものが展開され、照明とアートを兼ね備えたようなその作品は、会場を印象的な空間へと演出していました。FOCUS / 沖津雄司 at ロイヤルファニチャーコレクション
ロイヤルファニチャーコレクションの青山ショールームでは、沖津雄司がデザインし、フランスの照明ブランドDCW éditions PARIS により製品化された照明作品「FOCUS」が展示されました。その場の環境を織りなす光・空気・風景の各要素に改めて焦点を当て再構築することにより、環境の変化に呼応した新たな光景絶えず空間に作りだします。モビールの様に優しく揺れるたびに会場に光があふれ、FOCUSの世界観を堪能できる空間となっていました。
▼フィジカルイベントの復活やあらたなプラットフォームづくりなど活気に溢れた10日間に約3年振りに国内外のクリエイターや企業、ブランドなどが東京に集結した今年のDESIGNART TOKYOでは、レセプションパーティをメイン会場のワールド北青山ビルにて、混雑を避けるため2部制で開催しました。今年はレセプションパーティを含めイベント全体も引き続き感染症対策を行っての開催となりましたが、出展者によるフィジカルな集まりやイベントも実施。出展者、関係者、来場者等の出会いや交流が積極的に行われ、新たなインスピレーション、感動を生みました。その他、今年はアジア諸国とより友好的且つ発展的な関係性を築くための新たなプラットフォームの布石となる年とすべく、「アジア デザイン リレーション」トークを実施。台湾デザイン研究員の張院長、建築家 芦沢啓治氏等が参加し、今後さらにアジア諸国とより友好的且つ発展的な関係性を築くための新たなプラットフォーム作りについて意見交換を行いました。
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