建築物とアート作品を対比・融合・共鳴させることで、化学変化を起こし、新しい視点で「松本」を体感してもらおうという試みに、多くの市民ボランティアが参加。新型コロナウイルス再拡大によるまん延防止等重点措置適用期間と重なりましたが、県内外から6万5000人もの来場者があり、数多くのメディアにも取り上げていただきました。
周遊型にしたことで、新型コロナウイルス感染症により静まり返り経済的にも大きな打撃を受けた松本の街に、多くの人の姿が戻りました。冬の松本市は降雪量は少ないものの観光客が少ないことから、街の賑わい創出や地域活性化につながる新たなイベントとしても期待されています。
- 芸術祭をきっかけに、昭和初期の建物が再生
松本市では近代のまちの歴史を伝え、まちの魅力向上につながる建造物を「松本市近代遺産」として認定し、保全活用の取り組みを行っていますが、認定されていてもさまざまな理由で取り壊しになってしまう建物もあります。
当芸術祭では「失われゆく建築物を未来に繋げる」ことを目標に、松本市近代遺産をはじめとする《名建築》の保全活動を行っており、会場の一つ「旧宮島肉店」が洋菓子店として再生することになりました。数十年空き家だった建物は、2023年春のオープンに向け年明けから改装工事に入ります。
長野県松本市の《名建築》を後世に!「マツモト建築芸術祭」 300万円を目標にクラウドファンディング開始 #建築 #芸術祭 #アーティスト
2022年11月30日
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