東京都心6区の中古マンションの掲載価格も続落、価格は頭打ち傾向
事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上高志、東証プライム:2120、以下「LIFULL」)が運営する“住まいの本当と今”を伝える情報サイト「LIFULL HOME’S PRESS(ライフルホームズプレス)」は、2023年3月9日(木)、「LIFULL HOME’Sマーケットレポート 2022年10~12月期」を公開した。
LIFULL HOME’Sマーケットレポートでは、LIFULL HOME’Sで掲載された物件データ、およびユーザーから問合せがあった物件(以下、反響物件※1 )データを四半期・マーケットごとに公開している。※1 反響物件:ユーザーがLIFULL HOME’Sを介して不動産会社に問合せた物件
URL:https://www.homes.co.jp/cont/press/report/report_00284/
■ 主なトピックス
- 首都圏の賃貸市場は、郊外で掲載賃料が前年比上昇するも、反響賃料は下落傾向
- 近畿圏の賃貸市場では、大阪市近郊の賃貸需要の増加傾向が続く
- 中古マンションの掲載価格は、東京都心で続落する一方、大阪市中心部では続伸
- 近畿圏の中古マンション市場では、京都市中心部の需要増加が顕著
- 首都圏の中古一戸建ては、掲載価格の上昇が続くも、反響価格との乖離は拡大
- マーケットレポート詳細
▽賃貸
1. 首都圏の賃貸市場は、郊外で掲載賃料が前年比上昇するも、反響賃料は下落傾向
2022年10~12月期の掲載物件平均賃料は、「東京都心6区(※2)」が12万1,417円で前年比99.7%、「東京23区その他(※3)」が9万585円で同100.2%といずれもほぼ横ばいでした。一方郊外では、「東京都下」が6万2,346円で前年比103.0%、「埼玉県」が6万462円で同104.1%、「千葉県」が6万2,596円で同102.9%と、前年と比べて掲載賃料が上昇しています。
ユーザーの需要を反映する反響物件平均賃料は、「都心6区」が12万4,512円で前年比102.8%と掲載賃料の下落に反してやや上昇したのに対し、「23区その他」が9万8,240円で同98.2%、「東京都下」が7万4,153円で同97.0%などと、郊外になるほど下落幅が大きくなり、掲載賃料と対照的な傾向がみられます。(図1参照)※2 東京都心6区:千代田区、港区、中央区、新宿区、渋谷区、文京区
※3 東京23区その他:東京23区のうち都心6区を除いた17区都道府県別、商圏別など詳しいデータをご覧になりたい方は、レポート本文(https://www.homes.co.jp/cont/press/report/report_00284/)をご参照ください。
下部に、マーケット別・エリア別の詳細データへのリンクを記載しています。2. 近畿圏の賃貸市場において、大阪市近郊の賃貸需要の増加傾向が続く
2022年10~12月期の近畿圏(※4)の賃貸市場における反響物件のうち、「大阪市その他区」(※5)の物件が占める割合は21.4%となり、前年の18.2%から3.2ポイント増加し、2022年は全四半期において前年同期を上回りました。(図2参照)同エリアの近畿圏における掲載占有率も前年比2.0ポイント増加していますが、それ以上に反響占有率の増加が上回っていることから、「大阪市その他区」の賃貸ニーズが増加傾向にあることが分かります。
近畿圏のその他エリアや、首都圏、愛知県における反響占有率の動向については、各レポートを参照ください。※4 近畿圏:大阪府、兵庫県、京都府
※5 大阪市その他区:大阪市24区のうち 中心6区(中央区、北区、西区、福島区、天王寺区、浪速区)を除いた18区都道府県別、商圏別など詳しいデータをご覧になりたい方は、レポート本文(https://www.homes.co.jp/cont/press/report/report_00284/)をご参照ください。