千葉県南房総市千倉町に、株式会社エヴァーブルースカイが新たに宿泊施設「大井倉宿せいざん」をオープンしました。
「房総大井倉蒸溜所」の敷地内にあった歴史ある古民家が、ラム酒に親しむ特別なひとときを提供する宿泊施設としてオープンいたしました。こちらでは、ラム酒の歴史に触れたり、テイスティングを楽しんだり、さらにはラム酒の原料であるサトウキビの収穫や絞り体験など、房総エリアの新たな魅力を提供します。
大井倉宿せいざんとは
「大井倉宿せいざん」とは、ペナシュール房総株式会社の房総大井倉蒸留所内に位置する、古民家をリノベーションして造られた一棟貸しの簡易宿所です。2022年に「ラム酒に浸るプレミアムな古民家蒸留所」というコンセプトでプレゼンテーションが行われ、これにより千葉県の観光コンテンツ高付加価値化補助事業に採択されました。2023年4月には簡易宿所としての登録が完了し、観光コンテンツとしての「BOSO Rhum」を広めるためにラム酒のリリースに合わせて開業しました。
ここでは、房総半島でのサトウキビ栽培に関する取り組みに触れたり、蒸留所見学やラム酒の試飲など、他では得られない貴重な体験ができる施設となっています。また、チェックインなどのサービスは「ちくらつなぐホテル」と提携しており、バーベキューやお食事の提供も行っています。さらに、お風呂は環境に配慮して薪ボイラーを使用し、サトウキビ搾り後のバガスも燃料として再活用するなど、環境配慮への取り組みも進んでいます。
房総大井倉蒸溜所とは
「房総大井倉蒸溜所」とは、海辺に位置するサトウキビ畑から車で約10分ほど山間部にある、ペナシュール房総株式会社の事業拠点です。この蒸溜所は、千倉の温暖なイメージとは異なり、涼しい森の景色に囲まれており、川尻川の上流がすぐ脇を流れ、神秘的な雰囲気が漂います。地元の人々は、住所の字(あざ)から「大井倉(おいぐら)」と呼んでおり、この名前が蒸溜所の名称の由来となっています。