購入後の印象では、設備や性能に関する不安は5割以上が「今は不安を感じない」と回答。また、ご近所付き合いに対する不安も住んでみると薄れるケースが多いことがわかりました。しかし、管理費や修繕積立金の上昇に関する不安や金銭面の懸念は、購入後も解消されにくいようです。
失敗をなくすために事前確認が重要で、中古マンションでは「管理費や修繕積立金がいくらか」(53.0%)、中古一戸建てでは「水回りの不具合・古さ」(54.6%)が特に確認すべきポイントとされました。購入後の満足度は、中古マンションで86.7%、中古一戸建てで81.3%が「満足」と回答し、高い満足度が得られています。
購入後の中古住宅に対する評価では、約半数が「中古住宅で良かった」と回答。新築住宅を望んでいたが中古住宅になった人は少数派です。新築住宅に比べて選択肢が多い中古住宅は、立地や将来的な住み替えを考慮する人にとって、検討すべき選択肢のひとつとなります。新築か中古かだけでなく、希望条件に合った立地や物件を重視することが、今後の住宅探しのポイントとなるでしょう。
調査概要
調査実施期間:2023年3月28日(火)~3月31日(金)
調査対象者:過去5年以内に中古マンションもしくは中古一戸建てを購入し、検討に一定関与した20~69歳の男女(学生を除く)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:中古マンション317人、中古一戸建て315人
※小数点第二位を四捨五入しているため、合計が 100%にならない場合があります。
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