当面は、都市部の公共・商業施設、賃貸住宅、オフィス、高齢者施設等を中心に提案活動を進め、事業化後3年間で累計売上高10億円を目指すとともに、2030年までに500ヶ所の菜園開設を目指していく予定です。『みんなのエコ菜園』事業化の背景には、コロナ禍によるライフスタイルの変化があり、屋外で密を避けながら楽しめる家庭菜園が注目されています。都心部では、家庭菜園ニーズの増加に伴い、貸し農園不足の状態が続いています。また、空きスペースを活用した屋上菜園も都市部を中心に広がりを見せているものの、使用する土の重量が重く、建物の耐荷重制限などから導入できる物件が限られる課題がありました。
大建工業は、これらの課題解決に向けて『みんなのエコ菜園』を普及させることで、都市部で手軽に植物を育てるコミュニケーションスペースの創出を目指します。本菜園は、間伐材や端材を原料とする軽量で手が汚れない国産の木質培地『グロウアース』、プランター、栽培道具、什器、苗などがセットになっており、設置場所に合わせた柔軟なプランニングも可能です。また、栽培アドバイスや保守管理付きのコースも用意しているため、専門知識がなくても安心して導入できます。さらに、SDGsへの取り組みに寄与する施設としての話題性や、建物価値の向上、利用者同士のコミュニティ活性化なども期待できます。