【地域デザインの構築】
兵庫県丹波市は市の面積の75%が森林で占められており、現在、間伐が進んでいない状態が続いています。これが原因で近い将来に自然災害を引き起こす危険性があります。また、地域コミュニティの大切な場である学校が廃校になった後も、地域のシンボル的な存在として維持管理されることが重要です。
旧神楽小学校は、森林資源の利用促進につながる情報発信拠点として再建され、「里山の自然」と「地域経済」の両面の好循環につながる地域デザインの構築に取り組んでいます。廃校と森林資源の利活用を掛け合わせることで、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが進められています。
【FOREST DOORの目指すもの】
FOREST DOORは、森林と人の暮らしをつなぐ玄関口として、兵庫県丹波市から全国に向けて木や森林に関するメッセージを発信していきます。そのために、様々な施設やサービスが提供され、観光・交流を促進する事業を展開しています。2022年には、地域資源を新たな工夫で活用し、観光・交流を促進する事業を表彰する「令和4年度 丹波すぐれもの大賞」を受賞しています。
リニューアルされたFOREST DOOR -旧神楽小学校-は、地域の魅力を伝える体験型施設として、今後も兵庫県丹波市を中心に活動していくことで、地域の森林資源の利用促進に貢献し、中山間地域における持続可能な社会の形成に向けて、さらなる取り組みを続けていく予定です。
「FOREST DOOR -旧神楽小学校-」は、廃校活用施設としてリニューアルし、森の情報発信基地をコンセプトに様々なサービスと施設を提供。2023年4月23日のグランドオープン記念式典を機に、更なる発展が期待されています。地域の森林資源の利用促進や、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを通じて、兵庫県丹波市から全国に向けて森林と人の暮らしをつなぐ新たな魅力を発信し続けることでしょう。