福岡県柳川市にある「珈琲廊ゴンシャン」が、事業承継マッチングプラットフォーム「relay」を通じて、新たな後継者を迎えることが実現。株式会社ライトライトが運営する「relay」は、事業承継を希望する企業や店舗と、後継者を探す人材をマッチングするプラットフォーム。
珈琲廊ゴンシャンは、1973年から北島敏秋さんが経営してきた柳川の名店であり、豆の焙煎からサイフォンによる抽出、木箱に入ったメニューなど、こだわりが詰まった純喫茶でした。しかし、北島さんの体調が芳しくないことを機に、2022年9月には一度閉店を迎えました。
しかし、「relay」での後継者募集により、応募者が50人以上集まった。そして、面談を経て児島聡さんが後継者に決定しました。新店主となる児島さんは、和食の調理を中心に研鑽を積んできた経験を持ち、福岡県柳川市への移住を検討していたところ、後継者募集の情報を知り、北島さんと意気投合しました。
承継セレモニーは、3月21日(火・祝)のゴンシャンの復活オープンを記念して開催。お客さまが見守る中、新旧店主が技術と想いを伝え合い、半世紀にわたってゴンシャンを営んできた北島さんと奥様の功労を称えました。新装「classic珈琲ゴンシャン」では、北島さんから技術継承される焙煎珈琲のほか、食事も提供する予定であり、いずれはアイリッシュハープの奏者である奥様と音楽も楽しめる喫茶を計画しています。
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