〜リノベーション依頼件数は直近5年間で約3倍、昨年比でも1.5倍に。暮らし方の多様化に比例〜
中古住宅購入時のリフォーム・リノベーション工事を年間2,500件以上手がける株式会社アートリフォーム(本社:大阪府吹田市、代表者:代表取締役社長 大本哲也、以下「アートリフォーム」)は、中古住宅購入者におけるリフォーム・リノベーション意向の変化について調査を実施した。
■中古住宅購入時のリノベーション依頼件数が直近1年間で1.5倍に増加
(図1:アートリフォームが手掛ける中古住宅住み替え時リフォームの価格帯別件数と占有率)
大手不動産仲介各社と提携し、中古住宅購入時のリフォーム・リノベーション工事を手掛ける株式会社アートリフォームでは近年、中古住宅購入時のリフォーム工事の大型化が続いている。リフォーム工事規模500万円以上のいわゆるリノベーション工事(全面改装工事)が全体件数に占める割合は倍増。中古住宅購入時のリフォーム件数も昨対比で400件増、リノベーション工事に至っては約1.5倍に増加しています。
この背景には、国土交通省が中古住宅リフォームトータルプランとして、中古住宅流通、リフォームの市場規模を倍増させる計画を2010年に発表、中古住宅流通量を増やすための施策を実行した成果が徐々に出始めていることが挙げられます。その結果2016年以降、首都圏のマンション流通量において新築販売戸数と中古流通量が逆転しています。加えて、中古住宅流通量の増加に伴い、中古住宅を購入し自分好みのこだわりの家を作るリノベーションを行う傾向が高まったと考えられ、実際にライフスタイルや好みのデザインに合った住宅を作りたいという当社への依頼も増加傾向にあります。
(図2 首都圏のマンション流通量)
【出典】新築マンション販売戸数(株)不動産経済研究所 マンション市場動向
中古マンション成約件数 公益財団法人 東日本不動産流通機構 月例マーケットウォッチ