SGエンジニアリング、「IPH工法」が活用された広島県尾道市の複合施設「LOG」修復事業に関する動画を公開 #リノベーション #IPH工法 #構造物修復

 IPH工法はコンクリート内部に存在する空気と注入樹脂を置換し、穿孔した穴の内部から放射状に樹脂を拡散することにより、末端の微細クラックまで充填することができます。鉄筋とコンクリートの付着強度を高め、経年劣化や災害で傷んだコンクリート構造体内部の耐力回復を実現します。鉄筋の防錆効果もあります。特許を取得し、当該事業を開始した2007年から累計での実績は西日本中心に770件を越えます。橋梁、高速道路、鉄道高架、上下水道、地下構造物等の土木インフラの補修工事で活用されているほか、今回のようなコンクリートの建築物でも活用されています。

IPH工法は注入器、樹脂、シール材を主に使用するため、輸送性に優れる他、低騒音、低振動な上、粉塵の飛散も少ないです。今回のLOGの施工でもIPH工法の技術を習得した地元の工事会社と協力し、この難しい条件での施工を実現しました。

 なお、施工はIPH工法の普及を目的に組織された一般社団法人IPH工法協会の会員が行っています。同協会は施工会社(土木、防水、塗装等)を中心に全国160社の会員で構成されています。
https://iph-v.com/

  • Is値(構造耐震指標)の改善と新耐震基準への対応

IPH工法で柱、梁の強度を回復(経年指標Tの改善)したうえで、耐震壁を増設(強度Cの改善)したことで、耐震性能を満たすとされる0.6以上を確保しています(詳細はリンク先をご確認ください https://log.sge-iph.com/lp1/
q値(保有水平耐力に係る指標)は改修前も目標値1.0を満足していました。
結果として、IPH工法単独の影響ではないものの、IPH工法と耐震壁の組み合わせで新耐震基準同等の耐力に補強(Is値の改善)、開業に至ることが出来ました。(資料提供:株式会社カナイ建築構造事務所)

  • 市場の展望と今後の活用

IPH工法は愛媛県西条市の土木遺産「大宮橋」(土木学会選奨、2005年指定、修復前の健全度判定区分Ⅲ)の補修工事でも活用されるなど、

・急峻地など立地条件の悪い場所に建つ構造物
・建物そのものが文化財等で保存が望まれる構造物
・部材耐力の低下がみられる構造物(漏水、内部空洞があるなど)
特に、橋梁、高速道路、鉄道高架、上下水道、地下構造物等の土木分野の修復工事で活用されてきました。
https://sge-iph.com/
他方、日本の大型ビルは高度経済成長期に相次ぎ建てられたものが多く、日本のビルに占める老朽化ビルの割合は大きくなっています。旧耐震基準と呼ばれる1981年以前施工の物件も多いです。IPH工法は技術的な制約はあるものの、新耐震基準同等の耐力に補強が可能です。また、建設業の人手不足に伴う作業現場の安全性確保に注目が集まる中、IPH工法は低振動、粉塵の飛散が少ないなど、作業者の安全性も確保できます。

当社は今回の「LOG」の事例のように建築分野でも用途を拡大すべく、全国の行政機関、総合建設会社、設計会社、不動産会社、宿泊施設運営会社、金融機関に向け、IPH工法の普及を強化しています。

本件に関するお問い合わせはこちら
https://sge-k.com/contact/

SGエンジニアリング、「IPH工法」が活用された広島県尾道市の複合施設「LOG」修復事業に関する動画を公開|SGエンジニアリング株式会社

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000098948.html

1 2

空き家をお持ちの方へ

アキヤリノバでは、空き家に関するお困りごとをお持ちの方へ、不動産会社のプロフェッショナルがお答えする相談カウンターを設けております。
売却・活用のご相談から物件査定まで、あらゆるお悩みを一貫サポートいたします。
まずは無料でお気軽にご相談くださいませ。

目次
閉じる