高齢者住宅の最新動向 #高齢者住宅 #グループホーム #老人施設

●ホスピスやパーキンソン病対応の事業所の増加
近年、ホスピスやパーキンソン病に対応した手厚い看護サービスを提供する有料老人ホームが増加してきている。ガン末期やパーキンソン病等の特定疾病に対しては、医療保険による訪問看護サービスが適用となる。このような有料老人ホームの開設を行っている事業主体としては㈱サンウェルズ、ファミリー・ホスピス㈱、㈱シーユーシー・ホスピス等がある。㈱サンウェルズは、「PDハウス」のブランド名で、パーキンソン病専門の有料老人ホームを2018年以降だけで14ヶ所/707戸開設している。㈱サンウェルズは石川県が本社所在地であるが、首都圏においても積極的に展開をしている。ファミリー・ホスピス㈱(日本ホスピスホールディングス グループ)は、主に「ファミリー・ホスピス」のブランド名で、2018年以降、18ヶ所/567戸開設してきている。同様に、㈱シーユーシー・ホスピスは、「在宅ホスピス」のブランド名で、2018年以降、9ヶ所/306戸開設してきている。

特にホスピス的な性格を持つ有料老人ホームは、既存の一般的な要介護者向け有料老人ホームと比較し、入居者の入居期間が著しく短くなるうえ、ターミナルケアの割合が高くなるため、入居動態や収益分野が既存ホームと異なってくる。ホスピス的な性格を持つ有料老人ホームの大規模かつチェーン的な展開は、これまで無かったこともあり、今後の動向が注目される。

●高齢者住宅事業者におけるM&Aや事業継承の事例など
高齢者住宅事業者における、2022年中の主なM&Aや事業継承の事例としては、6月に関西電力グループの介護事業会社である㈱かんでんジョイライフ及びかんでんライフサポート㈱がALSOKグループに売却されたことがあげられる。2社は有料老人ホームを13ヶ所運営しており、これによりALSOKグループの関西圏における介護事業を大幅に拡大した。また、7月には全研本社㈱が㈱ヒノキヤレスコ(ヒノキヤ グループ)から有料老人ホーム等の介護事業を譲り受けている。比較的小規模な事業者をグループ傘下に迎えたり、ホーム単位での事業継承を受けたりするケースが増えてきており、今年はニチイ グループ、ツクイ グループ、日本ホスピスホールディングス グループ、グッドタイム・アライアンス グループ等で見られた。

高齢者住宅の最新動向|株式会社タムラプランニング&オペレーティング

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000072736.html

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